犬の咳の原因は気管虚脱と判明。手術以外で維持する工夫【我が家の場合】

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15歳のチヨは2年前13歳のある日、咳が止まらなくなりました。
舌が紫がかるほど呼吸が苦しそうで、ゼェゼェ言っています。

急いで動物病院に連れて行き、診察・レントゲン撮影を受けました。
心臓の音は問題なくレントゲンでの異常も特に見られないので、一過性の気管支炎を疑い、気管支拡張剤を処方されました。

ひどい症状は落ち着き元気になったものの、その時を境に吠えた後や興奮した時にゲハゲハと咳をするようになりました。

その後の定期検診や予防接種の際などにも診察はしてもらっていましたが、特にこれといった異常は見られず、子犬の頃にかかったケンネルコフの後遺症の恐れもあるという話も聞きました。

15歳になり、咳の頻度が少しずつ増えてきました。
老犬の咳ということで心臓に問題がないか調べてほしいと健康診断に連れて行ったところ、2年前と同様心臓の音は問題なし。
ただ、レントゲンにははっきりと異常が写りました。

気管虚脱

これがチヨの病名です。

犬の気管虚脱の症状

チヨに出ている気管虚脱の症状は咳。
目が覚めて起きた時、吠えた後、トイレに行って帰ってくる途中、私が帰宅しておかえりと喜んだ時などに起こります。

自分で動いてみたら分かりますが、立ち上がって数歩進むだけでもただじっとしている時の呼吸からは少し乱れます。チヨはこういう時に咳が出ている様です。

老犬の咳の原因として、「僧帽弁閉鎖不全症」という病名を目にすることがあり、その症状は薬である程度抑えられるということも知りました。
もしチヨの咳も心臓の不調からくるものならば治療法もあると思い受診したのですが、診断は気管虚脱。

犬の具合が悪くなって病院に連れて行ってもその場では症状が出ないなんてことはよくありますが、チヨの咳は診察室でも常に出ていて、「これは多いですね」と獣医さんから言われるほどでした。

「吸気」「呼気」の2種類のレントゲンを撮り、吸っている時(吸気)の気管は黒くホースのような形に見えますが、吐いている時(呼気)の気管はホースを指でつぶしたような形がはっきりと見えました。

犬の気管虚脱の治療法

気管虚脱を根本から治すには外科手術が必要になります。
かかりつけの動物病院は地域でも大きい病院ですが手術は行っておらず、他の病院を紹介してくれるそうです。

若ければ手術という選択もあったと思いますが、チヨはもう15歳。
麻酔や手術の負担を考えると、悪化させず少しでも症状を緩和させる方法を選びました。

もう1匹の犬、たみの腎不全と同様、病気とうまく付き合いながら穏やかに本来の寿命を全うさせてやりたいというのが飼い主の願いです。

SDMA・犬の初期の腎不全(腎臓病)の検査と治療の記録

2016.07.14

手術以外の気管虚脱の治療法

気管虚脱になり手術を受けない場合は、内科的治療を行います。

といっても「気管虚脱に効く薬」というものはありません。
気管支の炎症を抑える薬や症状に応じてステロイドを投与し、効けば良かった、効かなければ次の薬という手探りの治療を行います。

重篤な症状が出ていなければそれも体質のひとつだと思い、なるべく咳が出ない環境づくりや生活をしていくのが良いのかなと思います。

犬の気管虚脱に処方された薬

チヨにまず処方された薬は2種類。今はこの2種類で様子を見ています。
※治療の経過はこの記事に追記していきます。

・テオドール
気管支拡張剤です。
気管ではなくその先の気管支に作用する薬なので、これで効いたらいいねという感じです。
チヨの場合は効果があり、現在はテオドール(50mgを1日2回)のみで維持しています。

・コデインリン酸塩散
これ、どこかで見たことがあると思ったら、子供の咳がひどくて眠れない夜に飲ませることがあるアネトンせき止めに入っている成分と同じで麻薬の一種。
自分も咳の風邪の時に飲むので効き目は体感していますが、小さい老犬に大丈夫なのかな?と不安もあります。
テオドールと同時に服用したのでどちらの効果かは定かではありませんが、1回飲んだだけで驚くほど咳が引ました。
この薬はテオドールと同様2週間分1日2回飲ませるように処方されましたが、上記の理由からあまり飲ませたくないのと、粉薬を嫌がったので結局1回しか飲ませていません。
再診時にこれを咳がひどい時の頓服として飲ませても良いか聞いたところ、咳を鎮めるためになるべく継続して飲ませる薬なので、嫌がって逆に咳が出るなら飲ませない方が良いとのことでした。
というわけで今のところ1回飲ませたきり。

・ブトルファノール
粉薬を飲まない&咳がひどい時の鎮咳剤(頓服)として処方されたのがブトルファノール注内服(1回1ml、1日2回まで飲ませて良いらしい)。
シロップに溶かしたものなので、飲んでくれるかなぁ。
成分はコデインと同様麻薬のようなもので、効き目はブトルファノール>コデインらしい。

普段はテオドールのみ、咳が目立ってきたなーという時はコデイン、ちょっとひどいから受診するまでの一時凌ぎのためのブトルファノール。という使い方です。

病院でステロイドを注射すればかなり楽になるそうなので、おかしいと思ったら早めに受診するようにとのことでした。

テオドールを1ヶ月飲ませた結果

頓服も出してもらいましたが、結局一度も使わないままテオドールのみ1日2回飲ませるようになって1ヶ月。

治療を始める前は少し動けばすぐに咳込んでいたのが、興奮した時に少し出る程度になりました。

ここで一旦テオドールも中止。
定期検診を続け、咳が出なければ薬なしで維持していくことになりました(気管虚脱の初診から半年近く経ちますが、現在も薬なしで維持できています)。

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気管虚脱の犬の日常生活

人間でも気管が弱い人はたくさんいますから、同じように咳が出やすい環境を排除する努力をするのが、外科治療も内科治療も出来ない飼い主が犬にしてあげられる治療だと思って日々気を付けています。

気管虚脱の大敵は乾燥

冬場など空気が乾燥する時期は人間でも咳が出やすくなります。
加湿器をつければ湿度は保てますが、個人的に加湿器はカビが心配でつけたくありません。

そこで獣医さんが教えてくれたのが、人間がお風呂に入った後の湿度ムンムンのお風呂場に犬をしばらく入れておくという方法。
チヨはシャンプーされるのは嫌いですが人間のお風呂に同行するのは好きなので、お風呂の後と言わず一緒にお風呂に入っています。

お風呂の蓋にバスタオルを敷いてあげると、下も温かくて幸せそう。

落下と湯冷め(?)には注意が必要ですが。
暑くてハァハァし始めたら本末転倒なので、その辺も注意しないといけませんね。

急激な温度変化に注意

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急激な温度変化、は避けたいところです。
(夏の暑さ対策は、24時間エアコンつけっぱなし)

もう1匹のたみと猫のとらじは人間の寝室についてきますが、チヨは玄関が定位置。
これはチヨ的に譲れないようなので、朝晩が冷える時期は玄関で温かく過ごせるように電気毛布を敷いています。
シングルサイズの電気毛布は大きすぎるので、電気ひざかけがぴったり。

ちなみにこれはぶんじの孵化にも活躍しました。

うずらの孵化の方法【孵卵・転卵・検卵】

2016.07.11

ハーネスを変えた

もともと身体に負担がかからないようにと洋服タイプのハーネスをしていたのですが、2.5kgのチヨはXSだと少しきつくて、Sだと大きい悩ましい体型。

誤魔化しながらも小さめのハーネスをつけていたのですが、お店で見つけた体に優しそうなハーネスに変更しました。

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形状は今まで使っていたハーネスとほとんど同じなのですが、全体が柔らかい布で出来ているので負担が少なそう。

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裏もフワフワで柔らかいです。

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こうやってベルトが直接体に当たらないようになっているのが嬉しい。

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ベルトの長さがある程度調節できるので、悩ましい体型のチヨでもちょうど良く使えました。

2.5kgでいつもXSやSSがきつくてSが大きすぎるチヨですが、このハーネスはXSでいい具合にフィットしてます。

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気管虚脱以外は元気なチヨちゃん。
まだまだ長生きしてもらう予定です^^

老犬との生活や健康維持のために気をつけているポイントなどは、以下の記事にもまとめてあります↓

犬の体重減少&足が震える…老化や病気と上手に付き合う方法

2017.02.20