猫のとらじは便秘気味で、便秘用の処方食(ロイヤルカナン消化器サポート)を食べさせていました。

一番ひどかった便秘騒動がひと段落しホッとしたのもつかの間、今度はオシッコが茶色くなったとらじ。
日頃からわりと溜めて溜めて出すのでそのせいかな?と楽観的になってみたり。

が、ある日明らかにこげ茶色のオシッコが…。

同居犬チヨが膀胱結石の治療中に使っていたウロペーパー(使用期限切れ)が残っていたので、調べてみたら潜血反応あり。
急いで病院に行きました。

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診察の結果、やはり潜血反応があるとのことで、とりあえず細菌性の膀胱炎を疑い、抗生物質と止血剤を飲んで経過観察。

しかし全然治らない。
便秘の事もあるので便秘用の処方食から膀胱炎の処方食に切り替える事も難しい。

この日から、便秘対策と並行して血尿の検査と治療の日々が始まりました。

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猫の血尿の治療と検査

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とらじの血尿に対し、以下の検査と治療を数回に分けて行いました。

  • カテーテルによる尿検査(毎回)
    →異常なし
  • 血液検査
    →異常なし
  • 薬を更に2週間延長(ステロイドは成長期のとらじには使いたくないとのことで抗生物質と止血剤)
    →効果なし
  • 造影検査
    →尿膜管遺残の可能性はなし

出来る検査は全て行い、薬も延長しながら約3ヶ月に渡り投与したものの効果がでません。

猫の血尿の何割かは原因不明で、特発性膀胱炎と診断されます」とのことで、とらじの血尿も特発性膀胱炎ということになりました。

特発性膀胱炎とは?

猫の下部尿路疾患(FLUTD)のひとつで、血尿や頻尿などの症状があり、とらじの様に検査をしても特に悪いところが見つからず、膀胱炎の治療を行っても思うように治癒しない状態を特発性膀胱炎と呼びます。

ここまで手を尽くしたとらじに対し、これ以上できる特発性膀胱炎の治療法はないとのこと…。

とらじの様に検査で全く異常がないにも関わらず血尿が続く原因の多くはストレスという説明を受けました。

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ストレス・・・。

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特発性膀胱炎の処方食

特発性膀胱炎の治療には、処方食を用いた食事療法が試されます。
下の章で説明しますが、とらじも特発性膀胱炎用の処方食に切り替えてから症状が落ち着きました。

特発性膀胱炎はストレスが起因していると考えられることから、処方食にはストレスを緩和させる成分が配合されています。

ヒルズ c/d マルチケアコンフォート

とらじに食べさせたのは、ヒルズのc/dマルチケアコンフォート

通常のc/dとの違いは、加水分解ミルクプロテインが配合されており、これが精神的な健康維持に一役買っているのだとか。

粒は丸いタイプ。
とらじは同居猫テツ子が食べているニュートロの方が好きみたいですが、c/dもそこそこちゃんと食べてくれます。

便秘の治療を優先していたので特発性膀胱炎用の処方食に切り替えるのが遅くなりましたが、初めからこのフードに変えておけば良かったです。
c/dに変えたからといって便秘がひどくなることはなく、真っ赤だった血尿が落ち着きました。

処方食を与える前にとらじに試した対策もたくさんあるので、参考までにご紹介します。

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猫の血尿を治すために試してみたこと

原因不明(ストレス?)の血尿の原因をとにかく排除するために、病院の治療だけでなく家でも様々な試みをしました。

この時点のフードは、膀胱炎用の処方食ではなく便秘対策用の消化器サポートを与えています。

クランベリーリリーフ

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まずは膀胱炎に効くというクランベリーリリーフ

細かい粉末なので、いつも食べている便秘予防のための消化器サポートにふりかけて食べさせました。
味は特に気にならないようで嫌がらずに食べてくれます。

ヘルスウォーター

ヘルスウォーター

 

腎臓や膀胱のトラブルには過剰にならない程度に水分補給をこまめにすることが重要とのことで、水が美味しくなるというヘルスウォーターボウルを買ってみました。

私が飲んだわけではないので味は分かりませんが、犬も猫も程よく飲むようになりました。
美味しいのかな?
とらじはもともとお風呂場の水でも飲むような子なので、飲む量が増えたというわけではないけど。

ヘルスウォーターの大きさは3種類あり、Mサイズを購入しました。
わりとどっしりと大きめで、見た瞬間は「Sでもよかったかなー?」と思いましたが、ヒゲが当たらないので飲みやすそうだし、水入れはこれひとつしかなく食後は犬と猫が入れ替わりで飲むので、このサイズがベストでした。

猫トイレを増やした

「トイレの場所とか数を工夫するといいかも」と獣医さんに言われ、「もう3個もあるんですけど…」と言いつつも、猫トイレについてももう少し考えてみることにしました。

とらじのトイレは、

(1)リビングの真ん中にあるケージの下段

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(2)リビングの隅の犬トイレの隣

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(3)2階の人間用トイレの中に1つ(犬用も)

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2階の私の仕事部屋に置いていましたが、人間用トイレの中に移動させました。

これで小さい頃から慣れているケージ内&大好きな犬と同じ場所&2階でこっそり、トイレの方法が選び放題。

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とらじは下半身に軽い麻痺があって、後ろ足がなかなか持ち上がりません。
余裕のある時に気持ちを集中させて思いきれば椅子に飛び乗れることもある、その程度です。
そのため、小さいトイレを使う際、本人は入ったつもりでも後ろ足が引っかかって完全に外に出た状態でダダ漏れ。というわけで小さいトイレもトイレシーツだらけ。

周囲から見えないようにするには入口にもドアがついているトイレもあるけれど、この足だと複雑な動きが難しいのでトイレ掃除をしつつ現状維持です。

ここまで対策してあげたのにとらじは何も気にしていないようで、犬のトイレでも用を足します。

便秘の猫の特発性膀胱炎治療

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とらじの血尿に対し様々な対策をしましたが、相変わらずオシッコは普通の色だったり茶色かったり真っ赤だったり…全然変化がありません。

そこで担当の獣医さんに、とらじに便秘の薬を飲ませながら、処方食を膀胱炎用のものに変えてみたいと相談をしました。

残された治療法はこれしかないと思ったから。

獣医さんの同意も得て、処方食を便秘対策の消化器サポートから、上でご紹介したヒルズc/dマルチケアコンフォートに変更した結果、次第に血尿が落ち着いてきました。

便秘予防に処方された薬は、毎朝プロナミドを1/2錠・頓服にラクツロース。

便秘用の処方食をやめた結果

便通の様子は、毎日出ていたのが2,3日に一度のペースになってしまったけれど、お腹にすごく溜まっているということもなくとらじのペースで出せているようです。

頓服のラクツロースはほとんど飲ませていません。3日出ないな…と思ったら0.5ml飲ませる事にしています。

というのも、処方食を切り替えてすぐの頃はとにかく便秘をさせないように!と予防的にラクツロースを飲ませていたら、お昼寝している時に勝手に緩いのが出ていたらしく、何も知らずにとらじを持ち上げた私の手にべっとり…。

それからは飲ませていません。

ヒルズc/dに変更後、血尿の変化

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処方食を膀胱炎用のヒルズc/dに変更して1ヶ月半程経過すると、オシッコは検査をすると潜血反応は出るものの、見た目は普通の色になりました。
日によって茶色っぽい事もあるけれど、一歩前進。

病院では処方食に変更して大体2週間で効果が見られなければこの先も効くかどうかは分からないと言われましたが、とらじの場合は1ヶ月ほどで少しずつ効果が見え始めました。

フードをc/dに変えて1ヶ月、色も排尿の様子も全く問題なく見えますが、半年経っても検査をするとまだ潜血は++、タンパク++、赤血球+++。

というわけで悪化を防ぐために処方食はc/dを続け、定期検診を続けていきます。

1年半後↓

便秘・特発性膀胱炎の予防と維持対策

なんだか色々大変でしたが、便秘のとらじの特発性膀胱炎の予防と今後の維持のための対策は、処方された薬と処方食を続けていくことになりました。

【処方薬】ガスモチン1日1/2錠を朝夕(プロナミドから変更)。

【処方食】ヒルズc/dマルチケアコンフォート

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