犬の腎不全の血液検査の数値と治療の経過など

我が家の犬・たみ(パピヨン14歳)は1年前から腎不全治療中。
尿検査でタンパクが出ていたので、もっと詳しい検査をということで新しく導入されたSDMAという検査を行いました。

SDMA・犬の初期の腎不全(腎臓病)の検査と治療の記録

2016.07.14

そこで初期の腎不全が発覚し、腎臓が悪い犬特有の偏食と付き合いながら治療と経過観察をしてきました。

今回、治療開始から1年ということと、ちょうどフィラリア検査の時期なので、2回目のSDMAを含めたいつもよりも詳しい血液検査を受けてきました。

※この記事に血液検査結果を随時追記しています。

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犬の腎不全の血液検査の数値

腎臓の治療中の血液検査では、

  • BUN(尿素窒素)
  • Cre(クレアチニン)
  • BUN クレアチニン比
  • リン

以上の数値を見ます。

今回のたみの結果は、
BUN(基準値9~30):60mg/dL(前回34)
Cre(基準値0.5~1.8):1.6mg/dL(前回1.7)
BUNクレアチニン比:37.50
リン(基準値2.2~5.9):3.4mg/dL
SDMA(基準値0~14):27μg/dL

BUNが一気に上がってきてしまい、SDMAも基準値から外れています。
たみの場合、腎不全のどの段階にいるのかと質問したところ、「初期と中期の間」とのことでした。
SDMAだけで異常が見つかった段階で腎臓の約40%の機能が失われた状態であり、BUNやCreなど通常の血液検査で異常が見つかった段階では腎臓の75%の機能が失われているのだとか。

とはいえ現段階ではリンの数値が上がっていないので、1日1回の投薬(フォルテコール)と、腎臓食による食事管理がとても重要なのだそうです。

また、フォルテコールは腎不全で処方される薬ですが、脱水の症状が出た場合は脱水を進めてしまうこともあるので、その場合はフォルテコールを中止するとのこと。
今後リンの数値が上がってきた場合は、リンを抑える薬を使うそうです。

【追記】3ヶ月後(2017年7月)の血液検査結果

たみちゃん15歳になりました。上記の検査から3ヶ月後の検査結果です。

BUN95、クレアチニン1.7

BUNがまたもや上昇…。

【追記】2017年8月の血液検査結果

少し元気がない?と不安に思い、急遽受診しました。

検査結果はBUN162、クレアチニン2.2

正直言って夏を越せるかどうかの瀬戸際。
静脈点滴による治療を2日間行いました。

その結果、BUN34、クレアチニン1.3まで改善。これは去年の春頃の数値と同じくらい。

その後は週2回の皮下輸液と、自宅でも積極的な水分補給と処方食を食べない(食欲がないわけではない)たみに強制給餌を開始しました。

犬の腎不全。末期ですか?と思わず聞いた状態から回復の巻。

2017.08.11

犬の腎不全の点滴は効果抜群&水分補給について考え中。

2017.08.02

【追記】2017年9月の血液検査結果

最悪の状態から持ち直して1ヶ月、血液検査の結果は…

BUN46、クレアチニン1.6

静脈点滴後の数値からは若干上がってはいますが、これは誤差の範囲で「とても良い調子で維持出来ている」とのことです。

【追記】2017年10月の血液検査結果

腎不全の治療を開始して1年半、食欲も元気も今が一番調子が良い様な気がします。

検査結果は、BUN43、クレアチニン1.6

たみちゃん上等です♪

週2の皮下輸液は欠かさず続けています。

【追記】2017年11月の血液検査結果

犬の健康診断は年に一度と言われていますが、シニア期に突入したら半年に一度は健診を受けましょうとのこと。

今月の血液検査は全身の数値を測りました。
検査結果を受けて、エコーによる検査も。

血液検査結果はほぼ横ばい。
BUN46、クレアチニン1.5、リン4.5、SDMA39。

SDMAが半年で27→39に上昇してしまいました。
「腎臓がかなり悪いのは確かなので、点滴で維持している状態」とのこと。

腎不全が進行すると起こる腎貧血を示すヘマトクリットは49.8は基準値内(基準値38.3~56.5)。
「いずれたみちゃんも腎貧血になります」とのこと。

猫の腎不全による腎貧血予防に与えている人が多いらしいので、たみにもペットチニックを与えています。

腎不全治療中の食事

腎不全は手術や治療で治る病気ではありません。
治療法は適切なフードを与え、進行を遅らせるのが治療法。

とはいえ処方食はなかなか食べてくれないので、日々格闘しています。

たみの場合は歯が一本もないので食べづらい&食べづらいのにわざわざ美味しくない腎臓食なんて食べたくない…食べない飲まない→脱水
という負のスパイラルに陥りがちなので、シリンジによる強制給水・給餌をしています。

犬の流動食の作り方。ミキサーでドロドロにしてシリンジで与える方法。

2017.09.20

これで食べてくれるならまだ食べる気力体力があるということ。
歯があってもなくてもこの方法で良いと思うし、スプーンで食べさせるとかウェットフードをフライパンで焼いてみるとか、病院で処方される腎臓用の処方食以外に市販の腎臓用療法食を試してみるとか、諦める前に色々方法はあると思います。

参考までにこれまでに試した腎臓食は以下の記事にまとめました。

犬の腎臓病(腎不全)の食事を色々お試し中…【腎臓サポート・ヒルズk/d・アニモンダなど】

2016.07.14

たみちゃんのご飯

↑たみちゃん基本セット(+処方薬フォルテコール)。
※現在はJINではなくカリナール2を与えています

レンジアレンは動物病院で勧められたリン吸着剤。
カリナール2(乳酸菌JIN)は腸管の調子を整えるため。
ペットチニックはビタミン類の補給(腎臓から来る貧血に効果があるとの噂)。
オメガ3オイルは身体に良さそうなので。

キドナは腎臓用流動食ですが、数値が悪化すると同時に激痩せしてしまったのでカロリーの足しに。おかげで2.5kg→2.85kgに復活中(理想体重は3kg)。

たみがメインで食べているのは、アニモンダというメーカーの腎臓用療法食のウェット。
アニモンダは「これは噛み切れないだろう…」と思う大きな塊や、謎の異物…?と思しき物体が入っている事もごくたまにあったり他の飼い主さんから聞くこともありますが、たみはアニモンダならわりと食べるし数値も安定しているので、鶏と豚を交互に与えています。

小腹が空いてそうだったり、ちょっとしたご褒美、おやつ代わりにはボーロとドライフード。

たみがすごくよく食べるドライフードは、デイリースタイル腎臓サポートとドクターズケア。
ドクターズケアは一番小さい袋が1kgなので、メインで与えない場合は持て余し気味になってしまうため、300gの小包装のデイリースタイル腎臓サポートを主に与えています。

腎不全が発覚後、処方食を食べない、痩せる、具合が悪くなる、数値も悪化…と、飼い主もたみちゃんも落ち着かない毎日でしたが、食べてくれるご飯・身体に合った治療法に辿りつき、不安を抱えつつではありますが、今のところ平穏な日々を送っています。

食べ物や日常のケアで腎臓の調子をコントロールできるうちは出来る限りの事をしてあげたいなと思っています。

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