犬の結石のフード一覧&克服して長生きしているチヨちゃんのお話

懐かしいものを見つけました。

チヨちゃんのシュウ酸カルシウム結石。

13年前、パピヨンのチヨが3歳の時に開腹手術で取り出しました。
結石には数種類あって、犬猫によく見つかるのはストルバイトとシュウ酸カルシウム。

ストルバイトであれば結晶や小さめの結石を処方食で溶かす事が可能ですが、シュウ酸カルシウムは溶かせません。
小型犬でこのサイズ(5mm以上)になって、結石が原因の膀胱炎を頻発するようになってしまうと開腹手術しか方法がありません。

人間だったら体外衝撃波破砕装置という方法もありますが、犬には無理。
ちなみに家族がこの治療を行った事があるのですが、「延々と輪ゴムで弾かれるのをじっと寝て耐える」という辛い治療な上に手術後に結石が出てくる痛みや血尿に苦しんでいました。

開腹手術後のチヨも術後しばらくは頻尿が続いたので、もうこんな思いはさせたくないなと心から思いました。

そんなチヨちゃんももう16歳。
術後は時々結晶が出たりもしましたが、ここ10年以上結石・結晶の再発なく、元気なおばあちゃんになりました。

同居犬たみは現在腎不全治療中。
食餌療法が中心となるので、処方食に助けられながら頑張っています。
良いフード=プレミアムフードと思いがちですが、膵炎になった時も腎不全の今もロイヤルカナン・ヒルズなど、こだわって厳選しようとしたら正直避けられがちなメーカーの処方食のおかげで維持しています。
※膵炎→腎不全になる前は超こだわって有名なお高いフードを食べさせていました。
人間と同じで、ご飯って本当に大事。

結石も同様で、フードが重要です。
チヨは結石以外に胃腸がヨワヨワなので手作りにしてしまいましたが、確実に再発予防をするなら処方食をおすすめします。

手作り食も最後に取りあげますが、まずは犬の結石に対応した処方食・療法食をご紹介します。

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犬の結石予防フード

結石予防といっても、アルカリ性に傾くと出来るストルバイトと酸性に傾くと出来るシュウ酸カルシウムでは真逆の治療法になります。

特にストルバイトを溶かすための処方食(アルカリ性に傾きがちな尿を酸性にする)を誤ってシュウ酸カルシウムが出来がちな犬に与えると、シュウ酸カルシウムの結石の原因となってしまいます。
必ず獣医さんの指示の下で処方食を選びましょう。

参考までに結石の治療・再発予防として使われる処方食・療法食をご紹介します。

ロイヤルカナンpHコントロール

結石用の処方食は色々出ていますが、シュウ酸カルシウムでもストルバイトでも食べられる処方食はあまり選択肢が多くありません。
シュウ酸カルシウムの結石が出来た場合、動物病院でまず勧められるのがロイヤルカナンpHコントロールかなと思います。

チヨもこれを食べさせましたが、飲み込むのが下手で喉に詰まらせてしまうので、ウェットタイプをしばらく食べていました。 

今はパウチも出てるんですね。
小型犬にはありがたい。

低分子プロテインは食物アレルギーに配慮されているそうです。
尿石症により効果を高めたい場合は、pHコントロールV2というフードもあるらしいのですが、これはまだネットには出ていなかったので動物病院で確かめてみて下さい。

ヒルズ

ヒルズはストルバイト溶解用のs/d(短期間給餌)、ストルバイト維持用のc/d(長期給餌可)、シュウ酸カルシウム維持用のu/dの3種類。

ストルバイト溶解用のs/dは獣医さんの指示の下で与えるべきものなので、維持食のみ取り上げます。

c/d

ヒルズc/dは同居猫とらじが特発性膀胱炎を発症して以来、1年以上与えています。
予防のために今後も使う予定です。
猫の感想ですが、美味しいみたいなので犬用もきっとおいしいはず。

c/dシチュー缶

c/dにはドライフードの他にシチュー缶なるものがあります(普通のウェット缶もあります)。 

↑これはk/dシチュー缶の写真です。

このシチュー缶、同居犬たみが腎不全治療用のk/dを食べているのですが、お肉と野菜がゴロゴロ入っていて、初めて見た時は衝撃でした。

たみが食べているとチヨちゃんこの顔(笑)

u/d

チヨにはおそらく与えたことがないのですが、病院でサンプルをもらったおぼろげな記憶があります。

シュウ酸カルシウムなどのストルバイト以外の結石の再発予防に使います。
シュウ酸の場合、pHコントロールか、u/dかといった感じですね。

ドクターズケア ストルバイトケア

こちらは名前の通りストルバイト維持用の処方食。

同居犬たみが同じドクターズケアシリーズの腎臓病用キドニーケアを食べています。
先日院長先生が腎臓用と間違えてストルバイトケアのサンプルをくれたのでよく見たところ、粒の大きさや香りはキドニーケアとほとんど同じでした。
小粒でしつこい匂いもないのでそのままでもよく食べますし、食が進まない時はウェットフードや少しの手作り食をトッピングすると気付かず食べてくれる率が高いです。

ここまでが動物病院(または動物病院と提携したペットショップ・ネットショップ)で購入出来る処方食です。
動物病院にサンプルが置いてあると思うので、まずはサンプルをお試しすると良いと思います。

以下はフードメーカーが開発・販売した療法食です。
ストルバイト結石を溶かしたり、完全に予防するものではなく、症状が落ち着いて処方食を食べるまでもないけれど再発防止をしたい時におすすめ。

ナチュラルハーベスト フラックス

ナチュラルハーベストフラックスはアルカリ性・酸性に傾きやすい尿を健康的に維持してくれます。

これも腎臓病用を使っていますが、小粒でくせのないドクターズケアに似ています。

BIOPUR ニーレン エアクランクンゲン

高級ウェットフード、BIOPURニーレンエアクランクンゲン。

>>ABCERT認証 BIOPUR ビオピュア犬用ニーレン・エアクランクンゲン オーガニックドッグフード 療法食【400g】 腎臓に問題を抱えている犬用 オーガニックウェットフード 正規販売店

腎臓・泌尿器用となっているので結石にも良いみたい(詳細はお店に問い合わせてみてください)。
同居犬たみの腎不全用フードのローテーションとして買い置きしています。

中身は手作りフードに近いです。
2kg前後の小型犬なら、ちょうど2日で1缶食べきる感じ。

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結石予防に大事なこと

犬の結石予防でとても大事なことは、水をたくさん飲ませること。
同居犬たみの腎不全治療の中でも、水分補給は本当に大事なことだと学びました。
結石が出来やすい犬の場合、膀胱で尿が濃くなってしまうことで結石が形成されるリスクが高くなります。

そうならないように水をたくさん飲ませて老廃物をじゃんじゃん出させてあげましょう。
自分から進んで水を飲む子なら新鮮な水を常にたくさん用意してあげるだけでもだいぶ違うと思います。

我が家は犬2匹猫2匹がヘルスウォーターボールのMサイズを使っています。

水が美味しくなるらしいですが、味見したことがないので分かりません。
猫に至っては床にこぼれた水でも飲むので…。
サイズはSでも良かったかも…と思いましたが、使い始めてみるとMで正解でした。

自分から積極的に水を飲まない場合は、フードに水分を足す。
チヨは手作り食を与えていますが、スープおじや状態です。
食べるというより飲む!な感じ。

ドライフードの場合はふやかしたりスープをかけると良いと思います。

犬の結石予防用手作りフード

前述のとおりチヨはお腹がヨワヨワなので市販の処方食では胃腸の調子が悪くなってしまいました。
今はすぐ上でご紹介したBIOPURをガツガツ食べても平気ですが、当時は売ってなかったし。

そんなわけでやむを得ず手作り食に移行。
手作り食を続けながら頻繁に尿検査をして、チヨに合った分量を見つけました。

詳しい材料などは【犬の手作りごはん。簡単だけど長生きレシピ】をご覧下さい。

チヨの結石予防にオロオロしていた当時、どの動物病院に行っても「処方食を与えて下さい」と言われるばかりで、もう!それじゃお腹の調子が悪くなるって言ってるでしょ!と内心プリプリしていた私。
やっと見つけたのが「定期検査をしながら手作り食を続けてみましょう」と言ってくれる今の病院でした。

チヨの場合は手作り食で結石もお腹の調子も安定して16歳という高齢になっても元気でいるので正解でしたが、他の犬猫達が病気をして処方食にお世話になっている今思うと、やっぱり計算し尽くされた処方食って素晴らしい。
処方食を食べて長生きしてくれるなら、素材のこだわりなんてどうでもいいと思ってしまいます。
(大手メーカーならそこまで粗悪な材料は使っていないだろうという前提で)

好き嫌いがあってなかなか処方食を食べてくれないという悩みも、腎不全の影響で偏食になったたみを育てているとよく分かります。
処方食は病院で勧められたフードだけではありません。
結石の場合は、その種類によって選択するフードに注意が必要ですが、獣医さんと相談の上、複数の処方食・療法食の中から食べてくれるご飯を見つけてあげるのも飼い主の務めかなと思います。

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