犬の手作り食のカルシウム源。卵殻カルシウムの作り方と使い方|自己流

先代犬パピヨンのチヨは、5歳でシュウ酸カルシウム結石の手術をしました。
術後は結石用の療法食ではお腹を壊し、普通の総合栄養食では結晶が出てしまうため、始めたのが手作り食。
手作り食を始めてからは再発せず、加齢に伴う疾患はあったものの大きな病気もなく18歳の大往生だったチヨ。
チヨの長生きの要因は食事が全てではありませんが、手作り食も間違いではなかったかなと思います。
その後迎えた雑種犬つるちゃんにもいつか手作り食を…と思いつつ、パピヨンと違い中型犬の給餌量の多さや、時間の問題でなかなか実現できずにいました。
そんな矢先、2026年5歳の健康診断で胆石が見つかり、このままではいかん!と手作り食を始めることに(事件が起こらないとやる気スイッチが入らないのは私の悪い癖…)。

犬の手作り食で特に大切なのが、カルシウムの摂取。
この記事では、私が手作り食に使用しているカルシウム源、卵殻カルシウムの作り方・使い方、手作り食でのカルシウム管理についてご紹介します(※先代チヨの頃に書いた記事に加筆しました)。
犬の手作り食でカルシウムが必要な理由
犬に手作り食を与える上で栄養バランスはとても重要。
特に気を付けるべきなのがカルシウムとリンのバランスです。
リンが多すぎると腎臓の負担になったり、骨がもろくなったり。
カルシウムが多すぎると結石の原因になったり、どちらが多くても少なくても体に影響を及ぼします。
総合栄養食の場合、メーカーによって結構差はあるものの犬の栄養基準AAFCOに基づいて最低限の基準は満たしています。
手作り食にするなら飼い主はその辺をきちんと管理しないと、良かれと思って作った食事が犬にとって良くないものになってしまったら元も子もありません。
リンとのバランス
カルシウムとリンは、犬の場合はカルシウム:リン=1:1~2:1のバランスが理想。
私は手作り食の組み合わせを考える際、自作のスプレッドシートを使用して栄養計算をしています。
スプレッドシートと食材の内訳は完全に自作(自己責任)なので公開出来ませんが、大体こんな感じ↓

人間用の食品成分表を読み込み、AAFCOの基準に換算した数値が出るようになっています。
その日に使いたい食材、併用するドッグフード、サプリメント類の合計・カルシウム:リン比に過不足があると警告が出ます。
カルシウムが比較的多く含まれた食材もあるので、この計算シートを使って添加すべきカルシウムの量は献立ごとに決めています。
カルシウムはサプリメントでも摂取出来るので、ゆとりがない時は市販のカルシウム。
私はピヨカルを使っています。
とても細かな粉末なのでお腹にも優しいです。
グリーンドッグ
- カルシウム:小さじスプーン1杯(約4.8g)で約1,800mg(1.8g)
- タンパク質:2.9%、炭水化物:0.7%、灰分:95.8%、水分:0.6%、食塩相当量:0.3g(100g中)
通常は家で手作りした「卵殻カルシウム」を使っています。
卵殻カルシウムの作り方
卵殻カルシウムの作り方をざっとご説明します。
説明するほどのこともないくらい簡単ですけど。
材料は卵の殻。
茹で卵でも生卵でも良いですが、生卵の場合は一度茹でて消毒しておきます。
卵の殻を用意して殻の内側の薄皮をざっくりと剥がします。
そんなに丁寧に剥がしません。
卵の殻が完全に乾く前の方が剝がしやすいので、既に乾かした殻の膜を取りたい場合は一度濡らしてふやかしてからの方が捗ると思います。

空気が乾燥していてギラギラに晴れている日は外で干したり(きのこも一緒に干します)、

外で乾燥しそうもない時はお皿にキッチンペーパーを敷き、その上に重ならないように卵の殻を並べ、レンジで4~5分加熱。
※カラカラになっていなければもう少し加熱します。
大量に作り置きをする場合はしっかり乾燥させて保管も気を付けたほうがいいと思いますが、私は短期間で使い切る量しか作らないので、触ってみて乾いてるなと思ったらそれでヨシとしてます。
乾燥して粗熱が取れたら、ミルサーで粉砕。
ミルサーがない場合はすり鉢や乳鉢でも良いと思います。
私は先代の頃から愛用している象印の電動ミルを使って一瞬で粉々にします。

後継機はこっちみたい↓
薄皮をだいぶ雑に取ったのでこのくらい残りますが、

気になるなら茶こしとかでふるえば大丈夫。
赤玉の卵を使って膜もちゃんと取った時の出来あがりがこんな感じ↓

卵3個分の殻で約13gの卵殻カルシウムパウダーが出来ました。
中型犬つるちゃんが総合栄養食を併用した手作り食で1日あたり1~2g程度。
週に1回作れば間に合うかな?といったところです。
以上、卵殻カルシウムの作り方のご紹介でした。
