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セキセイインコの糞が大きい…と思ったら卵産んだ!
先月くらいからセキセイインコのヘチマちゃん(メス10ヶ月くらい)がボンヤリとしていて何となく元気がない…と思ったら、巨大なウンチをするようになりました。
通常セキセイインコの糞は、頭に止まられた時に落とされてもポロリと取れるくらい小さくて水分はあまり多くありません。
それなのにこの時のヘチマちゃんのウンチは通常の5倍くらい。
水分も比較的多く含んでいるようで、もしかして下痢?と心配していました。
そんな日々が続いたある日、ケージの隅で卵発見!
どうやら巨大なウンチは卵(無精卵)を産む前兆だったようです。
セキセイインコが無精卵を産んだ時の様子
ヘチマちゃんが初めて卵を産んだのは、生後7ヶ月くらい。
止まり木の上で産み落としたようで、糞切り網の上で割れていました。
特に興味はないようで、そのまま放置していたので撤去しました。
1ヶ月半後、2回目も同じように1個産んで放置していたので撤去。
最初の2回は体調に変化が出ることもなく、1個産んで終わりでした。
無精卵はなるべく産ませたくないので、
- 粗食
- 過度な接触はしない
- ケージからおもちゃを撤去
以上の対策をしたものの、今回3回目の産卵をしてしまいました。
産卵・抱卵
今回3回目の無精卵の産卵は、普段と様子が違いました。
冒頭に説明したように巨大便から始まり、1日おきに4個の卵を産みました。
最初は前回と同様、これで終わりだろうとすぐに卵を撤去したのですが、次々産んでいるので今回は何だか様子が違うと思いました。
セキセイインコは抱卵できる数に達するまで卵を産み続けると聞きました。
そのため、本物の卵の横に偽物の卵(偽卵)を置いておくとそれ以上卵を産まなくなるのだとか。
長女が以前ガチャガチャで入手したプラスチックの鳥の卵がちょうどセキセイインコの卵サイズだったので、ケージに入れておきました。
※卵があるので掃除できなくて汚いです↓
手前が無精卵、奥の2つはプラスチックの偽卵。
ヘチマちゃんは日中は止まり木にいて、いつも通り遊んでいるので卵は産んだものの興味はないのかな?と思ったのですが、卵を4個(うち1個は最初に撤去・2個は割れたので撤去)産み、偽卵と合わせて4個の卵を夜中はケージの隅で抱卵するようになりました。
ただ、卵が散らばってうまく出来ないようだったので、小さな箱に無精卵と偽卵を入れ、糞切網は撤去してあげました。
無精卵は箱に放置して、自分で作った巣でプラスチックを温めるヘチマちゃん…。
そんな日が3,4日続き、日中も夜中も卵を放置するようになったタイミングで卵は全て撤去。
ウンチのサイズもほぼ元に戻り、食欲もあるのでホッと一安心。
これから発情抑制の策を練らないと…と思っていた矢先…嘔吐し始めました。
無精卵産卵後の嘔吐
食欲は普通にあって、もう卵を産まなくなったヘチマちゃん。
今回の発情はこれで終わりかな?と思ったのですが、何と嘔吐を始めました。
卵を産みすぎて体調を崩したのかと心配になったのですが、どうやら違ったみたいです。
ヘチマちゃんが吐く時は、決まって止まり木の端の方。
止まり木についた吐瀉物を再び食べています。
これは無精卵産卵後のメスに見られる行動だそうで、生まれた雛に吐きだした餌を与えるための生理現象なのだとか。
避妊手術前、想像妊娠で母乳を出していた犬と同じ感じか。
無事産卵が終わってもこんな行動をするのかと驚きました。
新聞紙が原因かも
今回の無精卵の産卵前に餌やおもちゃの撤去など発情抑制の対策はしていました。
でもいくら環境を整えたところで、生き物に発情するなというのは無謀な気も…。
ヘチマちゃんは今回の産卵前にケージの下に敷いていた新聞紙を細かく千切っていました。
卵は止まり木の上から産み落とすものの、産まれた卵は嘴で新聞紙を千切ったスペースに運んで温める。
この新聞紙が巣を連想させ、今回の産卵・抱卵に至ってしまったのではないかと思います。
というわけでケージから新聞紙撤去。
小さな鳥の体調がおかしい?と思っても特に冬は気温が低く、病院に連れて行くことでかえって体調を崩してしまうのではないかと不安になることも多々あります。
一番は鳥を診られるかかりつけの病院を受診することですが、日頃からある程度鳥の体や病気について知っておくことも大事。
「コンパニオンバードの病気百科」は、家庭の医学(鳥バージョン)といっても過言ではありません。
鳥を愛でる一家に一冊、常備しておくことをおすすめします。