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猫の関節炎にソレンシアの投与を開始【変形性関節炎の治療の記録】
テツ子の関節炎の症状が少しずつ現れ始めたのが2年間。
サプリメントを飲ませたり落ち着いたらやめてみたり様子を見ていたものの、この半年くらいは以下のような症状が顕著になってきました。
- 棚の上に置いてある置き餌を食べるために直接棚の上にジャンプ出来ず、近くの低い棚に上ってから飛び移る
- テーブルの上にジャンプするのに失敗する
- 尻尾が真っ直ぐ上に上がらず下向き加減
- 後ろ足の歩幅が狭い
- 中腰気味
- 数歩歩いたら座ってしまう
これらの症状については以前から定期健診の度に相談はしていて検査も受け、関節内遊離体があることや、今の症状から考えると変形性関節症の可能性もあるとのこと。
最初の診察から約2年、誤魔化し誤魔化しやってきたものの、生活に支障が出るほどであれば1ヶ月効き目が続く痛み止め「ソレンシア(注射)」を打ってみたらどうかと獣医さんから提案がありました。
「それで動きが改善すればやはり痛みから来る症状だったと分かるから」とのこと。
ソレンシアの副作用や投与の必要性など
ソレンシアはこれまでの鎮痛剤とは違い、変形性関節炎の慢性疼痛に関与している神経成長因子(NGF)を阻害する抗体薬。
副作用は少ないとはいえ薬剤である以上ゼロではなく、副作用情報には主に腎臓病を患った猫への投与で重篤な副作用の可能性が報告されていることもあり、ソレンシアの存在は日本に登場した頃から知ってはいたものの躊躇していたのが正直なところ。
飲み薬と違って合わなかった場合1日2日で排出されるものでもないし、日本で使われ始めてから日が浅く長期間投与された猫のデータがないという不安もあります。
慢性腎臓病の同居猫とらじに投与するかどうかとなったら、リスクと効果を天秤にかけてかなり慎重に考えます。
ただ、テツ子のQOLを考えると何らかの形で疼痛管理はしてあげた方が良さそうだし、今なら健康で血液検査も異常はないので一度試してみることに。
お尻のあたりに皮下注射で、一瞬で終わりました。
ソレンシア投与後の様子
投与から数日後、テーブルにスムーズに飛び乗るし、置き餌を置いてある90cmほどの高さの棚にも普通に飛び乗るし、家中を走り回って大運動会。
歩様もスムーズで尻尾も真上にピンと上がります。
やだぁテッちゃん我慢してたの…と、私、涙目(泣いてないです)。
投与は1ヶ月ごととなっているけれどもっと長く効く子もいるとのことなので、とりあえず1回のつもりで効果が薄れてきたら次を検討しようと打ったものの添付文書をよく読むと
本剤の血中濃度が定常状態に達するには少なくとも1ヵ月間隔で2回の投与が必要であり、2回目投与前に中止すると本剤による最大の治療効果が得られないおそれがあるため、効果の判断については2回の投与完了後に行うこと。
とあるので、約1ヶ月後に2回目の投与をしました。
2回目の1週間くらい前(初回から約3週間後)からまたジャンプを失敗することも何度かあったので痛みが少し出てきたのかな?とも思います。
2回目の後も特に副作用らしき症状はなく元気。
3回目以降は状態をよく見てなるべく期間を空けたいところ(打たずに済めばその方が良いので)。
ソレンシアの費用
かかりつけの動物病院の場合、ソレンシア1回の投与にかかる費用は10,000円(+再診料)。
お高い注射ですが、ペット保険(7割)を使えるので負担額は3,000円(+再診料)で済みます。
4歳から腎臓病を患い治療している同居猫とらじは無保険でお財布が悲鳴を上げているので、テツ子と同居犬つるちゃんは速攻で加入しました。
我が家はかかりつけで窓口精算が可能なアイペット保険。
このページから申し込むと記念品をもらえるそうです(私も)。
変形性関節炎のサプリメント
ソレンシアの投与間隔を出来るだけ空けたいので、効果が持続している間にサプリメントも併用して症状の緩和を目指しています。
テツ子に飲ませているのは、同居犬つるちゃんの先天性股関節形成不全(関連記事)をケアするため色々試した中で一番良かったフレキサディンアドバンス。
あとは良いのかどうなのかは分からないけどモエギキャップも飲ませています(アンチノールも試したものの特に違いは分かりません)。
これまでもちょくちょく飲ませては調子が良くなると止めていましたが、今後食事制限等がない限りは続けていこうと思います。
余談ですが、日本で売られているフレキサディンアドバンスは有効成分(UC-Ⅱ)の含有量が40mg。
獣医さんがアメリカから「最新の関節サプリ!」とお土産に持ってきてくれたのは80mgで犬猫兼用。
しかしデカいしマズいし40mgで良いような気がするので、我が家は同居犬つるちゃんが半分に割ってご飯に混ぜて食べ終えた後は2匹とも日本の猫用を使っています(「犬用は日本版もデカいしマズい&猫用は小さいけどマズい」というのはうちの犬猫の個人的な感想)。
UC-Ⅱはグルコサミンと同時摂取で効果が薄れるとのことで、関節サプリとしてUC-Ⅱもグルコサミンもコンドロイチンもフルコンボの製品も中にはありますが、個人的には選ばないかな。
高齢猫用のキャットフードに混ざっている程度なら気にせず与えています。
正直まだ不安半分のソレンシアの投与ですが、私自身痛みに弱くすぐに鎮痛剤を飲むし、「犬猫は痛みに強い」ではなく人間が分かっていないだけだと思っているので、疼痛管理はしていってあげたいです。
関節の負担軽減のため体重管理も並行して健康維持に努めます。