子犬からの犬育て

子犬・2ヶ月からのしつけの記録【つるちゃんに教えてよかったこと】

早いもので我が家の雑種犬つるちゃん1歳になりました。

いくら保護犬といえどつるちゃんは成犬ではなく特に辛い経験をしたわけでもない生後2か月の子犬。

大人になったつるちゃんの姿は、私が育てた結果です。

暴れん坊になってしまったらさすがに力では制御出来ない大きな子だし、つるちゃんが人間社会で困らないようにしたいな、何より周りの人から嫌われない犬にしたいと迎える前から考えていました。

しつけ教室に行くか、トレーナーさんについてもらうか、犬の幼稚園に入ってみるか…色々悩んだものの、病気の親、要介護のとらじ、反抗期の子供、受験生の子供、主婦業と仕事…まぁ色々あるので一歩踏み出すことが出来ないまま。

というわけで、無理!となる前にプロに頼もうと決めた上で出来る限りのことは自分でやってみようと、つるちゃんを迎えた日から接し方や人間社会で知っておくと捗るルールを教えてきました。

チヨたみ育ての経験、人間の子育ての経験、自分だったらどう思うか、周りの尊敬出来る犬飼いのお友達のアドバイスなどを参考に。

過去の自分の経験は半分教科書に、半分は反面教師にして。

つるちゃんは派手な芸は出来ません。

パピヨンのチヨたみは活発な犬種で、教えなくてもボールやフリスビーをキャッチしたり、一日中ピョンピョコ跳ねまわっていましたが、つるちゃんはどうやらそういうタイプではなく、外で元気に遊ぶにしてもアハハ!アハハ!と駆け回りたいタイプみたい。ボールキャッチは好きだけど、キャッチしたら自分のものとして隠す(笑)

そんなチヨたみの常識を覆すような面も楽しみつつ、おうち素人トレーニングを続けています。

今のところ人間目線でいうところの「問題行動」は一切見られません。

吠えもせず、噛みもせず、ブラッシングや歯磨きなどの日常のケアは押さえつけたりひたすら我慢させることなく自然にさせてくれます。

犬同士の関係も良好。知らない人に対しては適度な警戒心(近寄らない)、慣れればフレンドリー。

もともと穏やかな性格でしたが、吠える犬になりそうだった瞬間、日常のケアを嫌がりそうになった瞬間、他の犬への接し方がうまく出来なくなりそうだった瞬間はあります。

その都度修正しながら1歳を迎え、だいぶお利口さんなお姉さんに成長してくれました。

1歳までに教えて良かったこと

2020年7月10日に生まれ8月末に保護されたつるちゃんは、9月23日、生後2ヶ月半で我が家の一員になりました。

保護主さんの話では「この子はビビり。何かする時も他の兄弟がしてるのを見て安全を確認してから出て行く。」とのことでした。

家の中では↓このように

子犬らしくコロコロわちゃわちゃとヤンチャで、迎えてすぐから家族に馴染んだので本当かなぁ?と思っていたのですが、本当でした。

ビビるビビる。

お散歩デビュー前は毎日抱っこで外に連れ出していたのに、いざお散歩デビューしてみると全てのものに対してまずビビる。

「人」は見たり接したことがあって平気でも、「キャー!かわいい!と叫ぶ”人”」「ジョギングする”人”」「杖を持った”人”」「こっち見てくる”人”」人にも色々で、経験したことがない「人」にいちいちビビる。

そんなつるちゃんです。なのでお散歩練習は現在進行形。

そんなお散歩練習にも、毎日のブラッシングや歯磨きなどのお世話にも、成長過程で見え隠れした問題行動の対策にも、小さい頃から練習したことや教えておいた動作がとても役に立っています。

基本は「ダメ!」じゃなくて「どうしたらいいか」を教えるつもりで接しています。

叱らない犬育て

人間のいわゆる「叱らない育児」っていうのは私はちょっと違うと思ってて、間違ったことはきちんとるべきだと思うんだけど、犬や猫は叱る必要なんてない。

実際につるちゃんを叱らずに育てて実感しました。

チヨたみも怯えるほど叱りつけたことはないけれど、怖い顔で「だめでしょ?」と注意してションボリさせる程度には叱っていました。

つるちゃんにはそれすらもなくて、叱られるような状況にしないように、それから何か要求があるなら「吠える」以外の手段で伝える術を身に着けてもらいました。

最初の頃はつるちゃんを叱らない代わりに毎晩一人反省会開いて自分をフルボッコな日々だったけれど、その甲斐あって本当に穏やかなまっすぐな子に育ってくれました。

怒鳴ったり怯えるほど叱りつけたり、お散歩のルールをリードと首輪の刺激で教えることは多分手っ取り早くてその場では効き目があるのかもしれないけれど、「お母さんに怒られないようにしよう…」「首が苦しくなるからお利口にしよう…」なんて犬も思わせるのは悲しすぎるし、そういう歪みを積み重ねれば積み重ねるほど軸がズレて悲しい関係になっていくのではないかと思います。

まぁ可愛い我が子に悲しい顔をさせたくないということです。

というわけで私はつるちゃんをベッタベタに甘やかして全肯定して、間違えたことは「こうだよ」と教えて、正しく出来たら褒めて褒めて育てています。

前置きが長くなりましたが(これまで前置きだったんかい!)、このページでは、1歳までに教えておいて良かった!と思っていることをご紹介していきます。

完全に自己流なのでつるちゃんの成長記録だと思って、そんなに参考にしないでください。

つるちゃんの基本のしつけ

生後2ヶ月のつるちゃんは教えればその日のうちに覚えてくれる優等生。

1日目:おすわりを覚えた

2日目:お手を覚えた&お手とおすわりの練習

3日目:ふせを覚えた&ふせとお手とおすわりの練習

といった感じで毎日1つずつ、覚えたことは毎日1回は練習して完璧にマスターしました。

この段階では「しつけ」というよりは遊び感覚で、出来たらいっぱい褒めてもらえる=教わることの楽しさと達成感を覚えてもらいました。

なのでご飯を前に「マテ!マテ!」とか、ちょっとしたいたずらを怒鳴りつけたりとか、そういうのは絶対やったらいけないやつ。

おすわり

一番最初に教えたのが基本中の基本、おすわり


参考2020年9月24日のつるちゃん日記

お手・ふせ・待て・おいでは一気に

お手(おかわり)は犬から要求を伝えるための手段として結構重要だなと思いました。

「お手」があれば、いきなり「吠える」にはなりにくいなと。

大きくなったつるちゃんは猫と遊ぼうとしてちょっかいを出しがちなので、ふせはかなり重要。

ふせを完全にマスターすれば、「こっちに来て伏せて待ちなさい」の応用が出来るようになります。

待て&おいでは家の中でやるのと外でやるのとでは別物な気がします。

お散歩デビュー前なのでまずは家の中で待てるように。

ここで教えているのは動きを止めるというよりは「そこで待ってて」の意味の待てです。

おいではおまけみたいな感じ。

そのうちおすわりのつるちゃんの周りを私が一周しても待っていられるようにとか、私が隠れても待っていられるようにとか、遊びの中で少しずつ進化させていきました。

参考2020年9月25日のつるちゃん日記

あご

ひたすらかわいいあごの練習。

これを覚えておくとお顔のお手入れや歯磨きの時にも役立ちます。

成長したつるちゃんはお手するのが面倒な時にあごで済ませることも多いですね(笑)
参考2020年9月29日のつるちゃん日記

乗って

家に迎えた時から毎日体重を測っています。

体重計に自分で乗るのが習慣になっているので、自然と「乗って」という動作が身につきました。

↓これは記念すべき1歳のお誕生日のつるちゃん

足腰のために始めたバランスボールも「乗って」ですんなり乗ります。

「乗って」だけでなく私が指をさした方に進んで次の指示を待つことも覚えました。

ごろん

ふせを覚えたら、そのままごろんも教えました。

これは歯磨きの時にすごく便利。

安定した状態で奥歯も磨きやすいです。

全身を触る

チヨたみは全身どこでも触るというのがすごく大変な子たちで、老犬介護に突入してからは本人たちも触ってもらった方がメリットがあると理解して触らせてくれたけれど、若い元気な頃は病院での治療や毎日のブラッシングがそれはそれは大変でした。

ここは猛省してつるちゃんは全身どこでも触れる子に育てようと。

結果、本当にどこでも触り放題。

「触られた結果嫌な目に遭った」という経験をさせないように、ブラッシングとか爪切りとか耳掃除とか、決して本意ではないことをする場合はご褒美持参で褒めながら。

あとは毎日の全身のマッサージ。

これで全身触ってもふにゃふにゃのつるちゃんが完成。

例えばブラッシングの間「ひたすら我慢が出来る」のと、「全身触られても平気」とでは全く別物で、本人のストレスの度合いは雲泥の差だと思います。

安心して身を任せてくれるように育って良かった。

生後3ヶ月頃に教えたこと

基本の動作は家に来てすぐにどんどん覚えてくれたので、お散歩デビューを控えた生後3ヶ月頃に「ついて」を教えてました。

生活の中で必要になり教えたこと

基本のしつけ以外に生活する中で覚えておいてほしいことを教えました。

基本のしつけが入っていると、数分で覚えてくれるのですごく楽。

いけない

私は基本、つるちゃんを叱りませんが、叱らない=やりたい放題ではなく、どうしたらいいのか教えます。

「いけない」という禁止の言葉を使いますが、実際は「今の行為をやめてこっちにきて伏せなさい」という意味。

まぁつるちゃんが猫のお尻を齧った時なんて咄嗟に「こら!」とか口から出てきますけど(笑)

マズルを掴んで叱るとか、主従関係がどうたらこうたらというやり方はしていません。

主にこちらとして好ましくない行動をした時に中断してこっちに来てもらう時に使います。

抱っこ

デカいつるちゃんを咄嗟に抱っこすることが果たしてあるのかどうかわかりませんが、抱っこしたくて教えました(笑)

おうち

クレートを購入したので、「おうち」で入ってもらいます。

「おうち」なんて言わなくても勝手に入るし、「お留守番しててね」と言っても「はいはい…」と入りますが、指示した時にちゃんと従ってくれるようにはしてあります。

おしゃべり

先代のパピヨン・チヨちゃんはだいぶ吠える子でした。

吠えるといっても2kgの小型犬なので声量は大きくないし吠え方も加減出来る子。

それでも私は気になってペット共生型アパート→ペット可分譲マンション→防音ばっちりな中古戸建と、チヨちゃんが近所から「うるさいな」と思われないようにと住環境に関しては超必死でした。

そして迎えた中型犬のつるちゃんが初めて吠えた時、私はびっくりしました。

声量も声の通り方も響き方もまるで違う。この子が吠えるようになったら大変だ!と。

そして保護主さんから聞いていた「この子の兄弟はうるさいのよー!ギャンギャン吠えるの!」というコメントを思い出し、つるちゃんにも吠える要素はある…とブルブル。

というわけで「おすわり」とか「お手」とか「あご」とか「ふせ」とか、つるちゃんが出す要求には早めに気付いて「どうしたの?」と聞く姿勢は徹底しました。

そしてつるちゃんもはっきりと意思を伝えられたらよかろうと、日本語を教えました。

「ごはん」とか、「ないよ」と言われた時に「ある」「あるよ」と言い返すように(1:18あたり)

人間の子供もだけど、意思があるのにうまく言葉にならなくて伝わらないもどかしさでグズグズになることも多いので、つるちゃんの要求の8割を占めている「ごはん」を言えたらそれだけで随分と捗るし、無駄に大声を出しません。

お散歩デビュー後に教えたこと

実際にお散歩デビューして、外で歩きながら教えたこともいくつかあります。

  • 行くよ
  • いっしょに
  • 止まる
  • 待ってて
  • リーブイット

などお外でしか使わない言葉も覚えてくれました。

※お散歩練習については後日別の記事に詳しくまとめます。


しつけは低月齢のうちに!と焦りがちですし、私はわりと駆け足であれこれ教えましたが、2,3ヶ月の低月齢のうちにまず教えておきたいことは、要求をちゃんと受け入れてもらえる経験「お母さんから何かを教わる=楽しい」という経験「吠える」以外の手段で犬から人へ気持ちを伝える方法、全身を嫌がらずに触らせてくれるようしておくことなんかが大事なんじゃないかなと思います。

そういうのが積み重なって「信頼関係」っていうものが出来るのではないかなと。

しつけのプロでもなんでもない普通のお母さんなので、ただつるちゃんを育ててみた感想ですけど。

人間が見て「面白い」「すごい」と感じるような芸や、生活で必ずしも必要でないコミュニケーションはむしろ半年過ぎの方が物覚えはいいし、激しいスポーツは子犬の時からするべきではありません。

チヨたみも成犬・老犬になってから覚えたことはたくさんあり、何も言わなくても日々の生活で自然と身に着いた阿吽の呼吸もたくさんあります。

ごくごく基本のしつけや人間社会でのマナー・ルールを一通り身につけたつるちゃんは、1歳からのこれからは少しだけお姉さんらしいお勉強をしながら、ゆるゆると楽しいことばっかりして過ごせたらいいなーと思っています。

以上、1歳までのつるちゃんの成長記録を兼ねてこれまでにしたしつけをざっくりとまとめました。

詳しくは個別に記事にしようかと思います。

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