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猫の投薬による食道炎に注意したいと思った話(犬も)
私の話なのですが…
先日、朝起きると食道の辺りが重苦しく、何かが詰まったような感覚がありました。
思い返すと、寝る直前に偏頭痛の兆候があり、鎮痛剤を服用。
いつも通り一杯の水で飲んだのですが、胃に到達する前に横になってしまった模様…。
「薬剤性食道炎」です。
症状は
- 食道に何か詰まった感覚
- 何かを食べたり飲んだりすると冷たさ熱さをダイレクトに感じる
更に翌日には
- 食べ物を飲み込もうとしても詰まって飲み込めない
- 胃痛
という症状も加わり、かなーりしんどかった…。
原因ははっきり分かっているので、治療法は食道を保護する薬を飲みながら治癒を待つのみ。
ちょうどとらじの検診に行くタイミングだったので、かかりつけの先生にこの出来事を話したところ、猫の薬剤性食道炎はすごく多いとのこと。
特に猫は犬よりも食道を通って胃に入るまでに時間がかかるので注意が必要なのだとか。
我が家はとらじが腎臓病と腎結石の治療のため、朝夕に錠剤を3つ、週に1回カプセルを飲ませています。
こうやってお利口さんで薬を飲んでくれるとらじ君。
いつも投薬の後に流動食を60mlほど飲ませるので今のところ問題ありませんが、腎臓病の治療だと、例えばアゾディルは食事の1時間前に飲ませないといけないし、他の薬を吸着しないように時間を空けて活性炭を飲ませることもあります。
猫にお薬を飲ませた後はしっかりと水分を摂らせないといけないと改めて思いました。
とらじはシリンジで粘度のある流動食ではなく水だけを飲ませる時はむせてしまいがちなので、私はいつもテルモの1mlのシリンジを使っています。
これならビュッ!っと一瞬で飲ませられるし、滅多な事ではむせないので安心。
1mlじゃ薬を飲ませるには足りないので7~8回(7~8ml)は飲ませる必要がありますが。
猫の薬剤性食道炎の治療は、かかりつけの病院では猫の薬剤性食道炎にはスクラルファートを溶かした水を飲ませて食道を保護するのだとか。
あらま!私と同じ!
実際効果はあって、私は2日目、3日目が症状のピークで白目剥いて過ごしていましたが、5日目くらいには改善してすっかり元通りになりました。
もしかしてこれもっとひどい病気なんじゃ…と思うほど辛かったけど無事治って良かった!
が、とらじは腎臓病。
腎臓病の患者はアルミニウム製剤であるスクラルファートを長期投与することでアルミニウム中毒に陥るリスクがあるため避けたい薬です。
1週間程度で治るなら「長期」とも言えないかもしれませんが、リスクは出来る限り避けたい。
それに治療法があるとはいえ本当に辛い。
今回は自分自身のことだからすぐに症状にも心当たりにも気付いて即対処出来ましたが、犬や猫だったら「なんか食欲がないなぁ…元気がないなぁ…」と様子を見てしまいそうだし、病院に行っても飼い主自身に心当たりがなければ腎臓の検査だけして「変わりありませんね」と原因が分からないまま時間が過ぎて悪化する恐れも十分に考えられます。
そう思うとおそろしくて…。
お薬の後はお水をしっかり飲ませましょうね。
水が無理なら何か少しでも食べさせるとかした方がいいです。
ピルポケット的なものに包んで飲ませるでもいいし、とにかく確実に薬を胃袋に収める工夫を。
特に投薬後にすぐに横になったり大人しくしがちな闘病中の子や老猫老犬さんはしばらく起こしていた方が安心かもしれません。投薬だけでなく食後の消化を助けるためにも。
本当に辛くて辛くて(自分が)、気をつけてほしくて思わず記事にしました。
みなさん!お薬の後はお水を!