パピヨン16歳たみ、前庭疾患と診断されました。

たみは1年程前から、時々部分発作を起こしていました。

部分発作は1,2週間間隔で起こっていた時期もありますが、最近は間隔が長くなり、前回の発作から2ヶ月程経ったつい先日、久しぶりに発作を起こしました。

ただ何となく雰囲気が違うなと感じ、点滴通院の時に獣医さんに相談しようと用意しておいた動画が以下のとおり。

↓これが部分発作の時

↓これがちょっと違う感じの発作

しかも普段の部分発作場合は前後1,2日はしんどそうにするものの、わりとケロッと治るのに最近の発作は1週間以上しんどそう。

おまけに1回治まったと思ったらすぐに再発したり、激しい発作がなくても↓このように気持ち悪そうに目を閉じてフラフラとしていることが多いのがとても気になりました。

↓前庭疾患と診断される1ヶ月前の写真。

時々首をぐっと後ろに曲げたままの姿勢になる事が増えて、「たみちゃんはいずれ常にこの姿勢になるのかもしれない」と思い始めていました。

それで今日はこれらの異変について相談も兼ねて腎不全治療の皮下点滴に行ったのですが、診察室に呼ばれる直前に私に抱かれた状態で体がどんどん曲がっていくたみ。

脱力して、これは異常だとすぐに分かりました。

「先生、今発作が起きてるみたいです」と言うと、すぐに獣医さんが診てくれました。

「これ、発作じゃないです。眼振があって、前庭疾患ですね。」と診てすぐに診断。

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前庭疾患の眼振について

眼振」という状態を知ってはいたものの、実際に見るまではよく分からなかったのですが、イメージとしては移動する電車の窓を見ている時の眼球の動きと似ていました。

景色を追って、さっと戻ってまた追って…といった感じの。
その動きが何も見ていないのに延々と続きます。

少し分かりづらいですが↓こんな感じ。

前庭疾患の原因は内耳にある事もありますが、たみの場合は以前から続くおそらく右の脳の異常から来る部分発作もあるため、前庭疾患の原因も脳にあるだろうとのこと。

特に横方向に動く水平眼振は内耳が原因の前庭疾患の可能性が高いものの、たみの場合は水平眼振だけでなく時々上下にも動く垂直眼振も見られます。
これは一般的な内耳が原因の前庭疾患ではなく、脳に何らかの異常がある可能性が高いとのことでした。

ただ、たみの場合は初めて部分発作が起こったのが1年前。
そこから激しい症状がないまま今に至っているので、もし脳腫瘍があったとしても進行がごく遅いもの。

更に小脳や脳幹が位置する脳の後ろ側に腫瘍などがある場合は進行が早く深刻な状態に陥りやすいけれど、大脳の前の方の小さな腫瘍や老齢性の委縮などの場合はひどい悪さをしない事も多いのだとか。

確定診断は麻酔下でのMRIですが、たみの場合腎臓が悪いのと、仮に脳腫瘍だったとしても手術などの積極的な治療は行わない方針なのでMRI検査は今のところ考えていません。

というわけでたみは専門病院ではなくかかりつけの病院で出来る対処療法を選択しました。

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前庭疾患の治療

前庭疾患は高齢の犬に比較的多く、いずれ治るけれど首が曲がったままになるなどの後遺症が残る事もあるそうです。

また、ずっと船酔いした状態になるため気持ち悪くて吐いてしまう子も多いのだとか。
たみは今のところ嘔吐はしていませんが、最近ずっと薄目を開けて気持ち悪そうに歩いているので、酔い止め(メクリジン)が処方されました。

また、これは試験的な治療ですが、たみの神経症状に対し、週2回行っている皮下点滴にビタミンB12(シアノコバラミン)を混ぜています。
たみにはすごく効果があって、良い治療です。

そしてもうひとつ、本当は2種類のビタミンを点滴しようかと話していたのですが、「補液以外のものを頻繁に入れるのは皮下に刺激になる可能性もあるとのことで、錠剤があるものは点滴ではなく内服でいきましょう」ということで、メチコバールを飲み始めました。

前庭疾患は「これ!」という治療法がないし、万が一脳腫瘍だったとしても手術はリスクの方が高いのでどうしようもありません。

余生をひたすら穏やかに送らせてあげるにはどうしたら良いかと考えていく時期にきたのかなと思います。

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犬の前庭疾患の症状、完治までの経過

さて、前庭疾患と診断されて家に帰ったたみちゃん、これまでになく激しい症状が出てきました。
ちょうどのタイミングで診察してもらえたのは不幸中の幸いだったかもしれません。

この記事にたみの前庭疾患の経過を記録していきます。

以下は前庭疾患と診断された当日のツイート(@kedamachan426)。

お昼前に病院から帰宅してすぐに酔い止めを飲ませましたが、夜までずっとこの調子。

ただ、波があるようで夜遅くには普通に歩行が出来るまでに落ち着きました。

深夜に一度また眼振ありの発作を起こしたものの、翌朝には回復。

普通の認知症のたみ(隙間に挟まったりウロウロしたり)に戻りました。

ただ、時々その場でグルグルと小回りで高速回転をしたり、ヨタッと倒れたり、気持ち悪そうに目を細める事はあります。

更に翌日は深夜から明け方にかけて何時間もバッタンバッタン倒れて暴れて大変でした…。

投薬(メクリジン)はひとまず1週間。
1週間続けてみて全く効果がなければ腎臓肝臓への負担も考慮して打ち切り。
効果がありそうなら、症状が収まり次第、今後は頓服として続けていきます。

それからこれは部分発作と認知症のために少し前から飲ませているサプリですが、トーラスの転ばぬ杖をもう少し続けて与えてみようと思っています。

今までは最低量しか与えていなかったけど、用量いっぱい(といっても6滴)ご飯に混ぜてみようかな。

基本的には部屋に安全対策を施して自由にさせていますが、激しい発作の時はサークルに入れるようにしています。


 

老犬のふらつきって、ただの筋力低下なのか、ヘルニアなのか、頭蓋内疾患なのか、認知症なのか、前庭疾患なのか、本当によく分かりません。

あれ?と思った時は迷わず即動画撮影をおすすめします。
口で説明しても獣医さんには伝えきれません。
診察室で症状が出ない異常は、動画を見てもらうのが一番です。

たみの今後の症状や治療についてはこの記事に追記していきます。

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