とらじ(雑種猫♂)は梅雨時から秋口にかけて原因不明の嘔吐をしがち(ゲボ期と呼ぶ)。
3年前の6月頃、吐いて吐いてどうしようもなく色々な検査をしたものの、十二指腸の筋層が若干厚いとかコルゲートサインが若干見えてるとか膵臓が膵炎ではないけどやや白いとか便秘とか、何となく所見はあるものの原因ははっきりせず、薬も一応出してもらうものの何が効いたのかよく分からないまま秋になり治る…という。
私自身、食べたものが胃から排出されるまでに時間がかかり膨満感と気持ち悪さで吐き気を伴い(私は嘔吐恐怖なので絶対吐きたくない)、消化を促進する胃薬と吐き止めを飲んでどうにかやり過ごすということが度々あります。
吐いたらまた食べるとらじの様子を見ても、きっと同じ感じなのだろうなと。
昨年もその兆候が見えてきそうな気がしたので、とにかく消化を助ける何かをと胃腸を動かす薬を出してもらったもののあまり効いている感じはせず、試したのが「BNペット」というサプリメント。
青パパイヤの消化酵素で、以前からお腹が重そうな感じがする時に飲ませています。


BNペットを本格的に吐き始める前に飲ませるようにしたところ、去年のゲボ期は無事スルー。
で、これはきっとすごく良いぞ!と今年も5月末から飲ませるつもりでいたら、5月上旬から吐き始めた…。
直前に受けていた全身の定期健診では異常がないことを確認済。
おしっこも出ているので尿路も多分大丈夫。
吐けば食べる。
吐く前はいつもお腹が張ってる。
と、私が見て触って分かる状態はいつものゲボ期と同じ。
またいつもの…と思いつつも、とらじも今年で10歳なので念のため再度検査を受けたものの結果はいつもと変わらず大きな異常は見られず一安心だけど安心じゃない。
毛玉対策もしたものの特に変わらず。
処方されたガスモチンも効かず。
再度受診してまた検査して異常なく、制吐剤(セレニア)と胃粘膜保護剤(スクラルファート)が処方され、やっと効いた感じ。
でも薬の効き目が切れれば吐く。
そこで制吐剤で吐き気を止めている間に何か出来ないかと、BNペットを少し多め(普段は朝夕の食事にスプーン1杯のところ朝昼夕の3回1杯ずつ)に飲ませたらこれはすごく良さそうで、制吐剤をやめても吐かないようになってきました。
ちなみに私はこのような症状の時ベリチームという消化酵素を飲みます(動物病院でも処方されることがあります)が、とらじには出されなかったのでBNペットがぴったり合ってて良かったです(病院には報告済)。
- 嘔吐の様子から、単発のゲボで済まずゲボ期突入の気配を感じたら、制吐剤でまずは吐かせない
- 既に何度も吐いて食道~胃が過敏になっていそうだったらスクラルファートで保護する
- 脱水していたら様子を見て皮下点滴
- ゲボを止めてる間に普段より少し多めのBNペットで整える
この方法がとらじには合っていそうなので、同じようなパターンを繰り返さないように上手に取り入れていきたいと思います。
そして(またいつものゲボ期か)と万が一の異常を見逃さないように注意深く見守っていきます。
