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猫の腎臓の数値の記録【慢性腎臓病・腎結石の血液検査*2023】

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腎結石が原因の慢性腎臓病と診断された猫のとらじの治療と検査の記録2023年分をまとめていきます。

腎臓病が発覚した2019年~2021年の治療と検査の記録は以下の記事にまとめてあります。
猫の腎臓の数値の記録【慢性腎臓病・腎結石の血液検査*2019~2020】
猫の腎臓の数値の記録【慢性腎臓病・腎結石の血液検査*2021】
猫の腎臓の数値の記録【慢性腎臓病・腎結石の血液検査*2022】

治療や家庭でのケアの詳細は以下の記事にまとめてあります。

猫の血尿の原因は腎結石・腎臓病でした…【これまでの経過から発覚まで】
猫の腎結石&腎不全の治療とケアの記録【とらじ4歳♂随時更新】

*とらじの基本のご飯は流動食です*

目次

猫の腎臓の血液検査の記録2023

2023年2月からの血液検査結果を随時追記していきます。

2023.2.16

前回の検診は2022年12月。特に異常はなく数値も正常。
今月は超音波検査で腎臓膀胱だけでなく健康診断がてらお腹全体を見てもらうことに。

超音波検査の結果は胃腸、胆嚢、肝臓など全てきれいで問題なし。
腎臓には端の方に石がひとつ。
大きさは砂粒程度なので万が一流れても尿管を通過出来そう。
やっぱりどう考えても腎結石が減ってるし小さくなってる。
UTクリーンcaのおかげのような気がしてならない。

尿検査も問題なし。

血液検査の結果は、

項目今回前回
Cre(0.8-2.4)2.21.9
BUN(16-36)2425
リン(3.1-7.5)3.94.2
カルシウム(7.8-11.3)10.210.4
ナトリウム(150-165)164164
カリウム(3.5-5.8)4.04.4
クロール(112-129)120120

クレアチニンが正常値の範囲内でやや上がったもののこれまでも同じような変動はあったので問題なし。
全て正常値で一安心。

サプリは基本的にはいつもと変わらず…かな?
ちょっと変えたのはマイトマックススーパーを休んでみてるのと、お腹のためにケストースをほんのひとつまみ足してみてる。

あとは以前から使ってる口腔内の状態を良好に保つためのサプリ「デンタルバイオ」にプラスして「ロイテリ」を舐めさせてる。
私も寝る前に口に入れてみてるけど、朝起きた時の口の中の感じが違うのでなかなか良いっぽい。

ロイテリは赤ちゃんの夜泣きにも良いらしいので、ジルケーンみたいにストレス緩和にもなるのかな?
あとは腸内環境にも良いかなと。
湿気ですぐ固まってしまうのでしっかり蓋を締めて冷蔵庫保管。

お薬メモ
  • フォルテコール1日1錠(朝夕1/2錠ずつ)
  • ラプロス1日2錠(朝夕1錠ずつ)
  • ソルラクト(週2回100mlずつ)
  • ラクツロース(朝夕0.1~0.2mlずつ)

次は2ヶ月後に再診。
元気に楽しく過ごせますように。

2023.4.10

大きな体調の変化はなかったこの2ヶ月。

背中をゾワゾワさせたりしきりに舐めることが時々あって、点滴の刺激なのかなぁ…とちょっと気になる。
数値は安定しているので週2回点滴と決めず、週1,2回様子を見ながらすることにした。

後は歯茎がやっぱりどうにもちょっと腫れ気味で、ロイテリ菌とかプロバイオDとか試してみたけど、やっぱりデンタルバイオが一番良いような気がするので特に口腔トラブルがない同居犬にはロイテリ菌、赤みがあるとらじはデンタルバイオのみに戻した。
同居猫テツ子はデンタルバイオの味が一番好きみたいなのでとらじと一緒に。

プレバイオティクスであるケストースを前回の検査前から飲ませ始めたので、腸内環境をより一層整えよう!ということで、私の常備薬ミヤリサンを犬猫達にも。
ミヤリサンは今在庫があまりないようで、ネットで倍以上の価格で売られているので要注意。
90錠の定価は1000円程度、300錠は2000円程度が目安。

今日の体重は4.6kg。4.8kgの事が多かったけどまぁ誤差の範囲。

昨年6月に調べて以来全身の血液検査をしていなかったので、今日は外注で依頼。
IDEXXでFGF23を検査出来るようになったので頼もうかと思ったけど、数値が上昇していたところでとらじは決まった療法食しか食べないし、リン吸着剤を早期から使うかどうかとかその程度の目安にしかならなそうなのでとりあえず見送り。
ステージ1~2前半で早期腎臓ケア食を食べてる子には良い検査なのかもしれないな。

久しぶりに血圧も測定、正常値。
緊張で高血圧になりやすい病院で正常ということはかなりしっかり正常。
猫の高血圧は腎臓心臓だけでなく失明の原因にもなるので家でもたまに測ってるけど、こうして病院できちんと計測してもらえるとすごく安心。

で、血液検査は外注したはずなんだけど先生がうっかり院内でも腎臓の数値を調べたのでサービスで結果をもらえた。
外注すると外注先の基準値になってしまい、いつもの数値とはズレが生じるのですごいありがたい。

項目今回前回
Cre(0.8-2.4)2.12.2
BUN(16-36)2324
リン(3.1-7.5)3.93.9
カルシウム(7.8-11.3)10.110.2
ナトリウム(150-165)160164
カリウム(3.5-5.8)4.24.0
クロール(112-129)120120

今月もばっちり正常値!

超音波検査では最近見えなかった腎結石が見えてしまった。
端っこに見えるのと真ん中あたりに一つ。
大きくはなってないので悪さをしないことを祈るばかり。
尿管結石後に4つあったのが2つになったので減ってる(溶けてる?)と信じたい。

以下は後日出た院外の血液検査結果。
基準値が違うので前回院外で測った数値と比較。
クレアチニンは院内で基準値内なので特に心配なし。
SDMAは下がった。
トリグリセライド(中性脂肪)が倍以上になってるのが気になるけど腎臓食なので低脂肪食にするわけにもいかず…。
様子見かなぁ。
膵炎に要注意なのだろうか…。

項目今回前回(2022.6.12)
Cre(0.8-2.1)2.52.4
BUN(15-33)2426
リン(2.8-6.9)3.53.5
カルシウム(8.3-10.7)10.610.6
ナトリウム(146-159)158151
カリウム(3.2-5.4)4.44.4
クロール(113-124)123118
SDMA(0-14)1316
トリグリセライド(25-110)13166
院外の検査結果

貧血はなく、その他の数値も全部正常値。
ひとまず大きな問題はなく良かったかな。

お薬メモ
  • フォルテコール1日1錠(朝夕1/2錠ずつ)
  • ラプロス1日2錠(朝夕1錠ずつ)
  • ソルラクト(週1,2回100mlずつ)
  • ラクツロース(朝夕0.1~0.2mlずつ)

2023.5.2

早朝にいつも通りk/dシチュー缶を食べて二度寝したとらじ。
8時頃、いつも通り起こしてトイレに連れて行ってシチュー缶の残りで作った流動食を飲ませる時間。

トイレで大小出してさぁご飯と思ったら、うずくまり、触ると唸る。抱っこしようとすると噛む。
小刻みに震えてる…。

これはちょっと…と心配になり急遽病院へ。
担当の先生はお休みの日なので別の先生に全身状態を見ていただき、血液検査・エコー・レントゲンも。

血液検査は以下の通り特に異常なし。
先月外注の検査で1年前から倍の数値になったのが気になっていたトリグリセライドも基準値より少しオーバーで収まってるのでひとまずは様子見。

項目今回前回
Cre(0.8-2.4)2.02.1
BUN(16-36)2223
リン(3.1-7.5)3.63.9
カルシウム(7.8-11.3)9.610.1
ナトリウム(150-165)160160
カリウム(3.5-5.8)4.44.2
クロール(112-129)118120
トリグリセライド(10-100)103131

今回の超音波検査では腎結石は見当たらず、腎盂の拡張はなし。
レントゲン上、尿管に石があるようにも見えないので心配していた腎臓は大丈夫そう。

ひとつ気になるのが超音波で十二指腸を見ると白く波打って写っていて(コルゲートサイン)、腸炎か、隣接する膵臓に炎症があるかという点。
「白くなみなみに~」というのは以前にも頻回の嘔吐で受診した時に言われたことがあることと、去年もちょうど6月頃から秋口まで毎日のように吐いていたので(検査上は異常なし)、腸炎や慢性膵炎を抱えていて季節的に症状が出るのかもしれないとのこと。

とらじももう7歳半。腎臓ばかりではなく合併症にももっと気を付けないといけない年頃かなぁ…。
とりあえず今回は投薬はなしで、皮下点滴を様子を見ながら週1~2にしていたのをきちんと週2にすることと、以前から吐きがちな時に飲ませていたBNペットという青パパイヤ酵素を飲ませることに。

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私が膵炎になった時はベリチームとかフオイパンとか飲んでた気がするけど、猫も飲んでいいのかな?
まぁひとまずは膵炎と確定したわけでもないので、サプリメントでケアしてみる。

あとは腎臓の数値が落ち着いてるので消化器にも優しいご飯を試してみたい。

犬の場合は結構人間の治療を参考に出来たけど猫は人や犬とは代謝が違うので完全に参考にとは出来ない。
でも病気の仕組みを頭の中で整理しておくことはすごく大事だから先代犬の時に勉強したことをもう一度復習しておく。
膵炎かもしれないと思い込んで他の可能性を排除したらダメダメなので、炎症性腸疾患とか関連する疾患の可能性も考えて、ただのとらじの仕様の可能性もあるので無理はさせず模索してみる。

本当は来月検診予定だったけど先月に続き2ヶ月続けて受診したので、もう1ヶ月分薬を追加してもらった。
次回の診察までに落ち着いてるといいなぁ。

お薬メモ
  • フォルテコール1日1錠(朝夕1/2錠ずつ)
  • ラプロス1日2錠(朝夕1錠ずつ)
  • ソルラクト(週2回100mlずつ)
  • ラクツロース(朝夕0.1~0.2mlずつ)

2023.7.2

5月に急遽受診するほど心配だった消化器症状はその後特に出ることもなく、2週間に1,2回吐くのがデフォみたいな状態で特に大きな波はなく過ごした2ヶ月。
若干減っていた体重も戻り、4.75kg。

ご飯は基本の流動食の他に、置き餌(今はハッピーキャットがブーム)、何度あげても全然食べなかった腎臓サポートパウチを突然食べるようになったのでおやつ&水分補給代わりに2,3日に一度あげてみたり。

サプリメントはカリナール2がなくなったので、1週間前から別の乳酸菌(プラチナ乳酸菌5000α)に切り替えたところ。マイトマックススーパーも再開。
ウラジロガシ茶・タンポポ茶も結石が一通り減って落ち着いているので、このタイミングで一度休んで状態を観察してみることに。

おしっこは夜中のうちに自分でしていて、朝しなかったので尿検査はなし。

超音波検査の結果は1ミリに満たない石が腎臓の端にひとつ。いつもそこにあるのでもう埋まってて動かないのかもとのこと。
もうひとつ白くは見えるものがあるものの、シャドーを引いていないので石ではなさそう。
ここまで落ち着いてきたならUTクリーンcaを継続するかどうか悩ましいところなので、ひとまず次の検診まで半量(1日4錠→2錠)で続けてみて、その後は一度中止してみるかも。

十二指腸も今日はよく動いていて、コルゲートサインは見えるもののそこまで気にすることはないのかなといったところ。
慢性膵炎とか腸炎は潜んでいるかもしれないけど症状が出ていない時は超音波の見え方も落ち着いてるのかなって感じ。

血液検査は良好。

項目今回前回
Cre(0.8-2.4)2.12.0
BUN(16-36)2222
リン(3.1-7.5)4.03.6
カルシウム(7.8-11.3)9.49.6
ナトリウム(150-165)163160
カリウム(3.5-5.8)4.64.4
クロール(112-129)116118

気になっているのは歯肉炎。
下の犬歯が赤いので人間の口内炎の軟膏みたいなものは使えないかと相談。

  • 軟膏はあまり効き目はない
  • 飲み薬(抗菌剤・ステロイド)は腎臓に負担
  • 歯周ポケットに抗生剤を注入するのが一番効果はあるが、リスクを天秤にかけると麻酔下での処置は勧めたくない
  • インターベリーが効く子は効く

とのことで、実際にインターベリーを使っているスタッフさんに感想を聞いてみたら、う~ん…といった感じだったので価格もかなり高価だし、今回は見送ろうかなぁ…と。

これまで歯肉炎には

  • ロイテリ菌→そんなに効いた感じはしない
  • マヌカハニー→同上
  • デンタルバイオ→現状維持の役には立ってる
  • 似たような乳酸菌の粉末サプリ→いまいち
  • クマザサエキス→現在使用中。様子見。
  • きえーる→同上

という感じで、夜寝る前にきえーるで浸した布で口腔内を拭いてデンタルバイオ、日中は流動食を飲ませた後にきえーるで拭いてクマザサエキスを塗るという方法で様子を見てるところ。

次の検診はまた少し期間を空けて3ヶ月後。
元気に過ごせますように。

お薬メモ
  • フォルテコール1日1錠(朝夕1/2錠ずつ)
  • ラプロス1日2錠(朝夕1錠ずつ)
  • ソルラクト(週1~2回100mlずつ)
  • ラクツロース(朝夕0.1~0.2mlずつ)

2023.9.18

夏の終わり~9月の初め頃生まれたとらじはもう8歳。
4歳の10月に腎臓病になり、8歳の未来なんて想像出来なかったのにあの頃よりもずっと体調が良さそうで嬉しい。

普段ほとんど水を飲まないとらじが、前回の診察から2ヶ月半の間に自主的にお水を飲む姿を3回見かけたのでちょっと心配していた今日この頃。
5年以上お世話になっている獣医さんが留学のため退職されるということで、悲しみのあまり早く会ってお話をしたくて少し早めの再診へ。

血液検査の結果は以下の通り。ナトリウムが若干上回ったものの、他は正常値で現状維持。
片腎なのでまぁどうしてもクレアチニンは基準値ギリギリにはなってしまうけど落ち着いていて良かった。

項目今回前回
Cre(0.8-2.4)2.12.1
BUN(16-36)2222
リン(3.1-7.5)4.44.0
カルシウム(7.8-11.3)9.99.4
ナトリウム(150-165)167163
カリウム(3.5-5.8)3.94.6
クロール(112-129)116116

超音波検査の結果、この2年間「ここにある」とはっきりと見えていた腎結石がまるで昇華されるように見えなくなっているとのこと。
時間はかかったけどUTクリーンcaが良かったのかなぁ。
飲ませてみたいと頼んだ時にかかりつけで飲んでる子がいなくて毎回発注してたけど、今日はその場で受け取れたので常備することにしたのかな。

歯肉炎は現状維持。悪化もしていないので今しているケアを続けていこうかなと思う。
色々試した末、毎食後に湿らせた布にボーダンを混ぜた水をつけて口の中全体を拭く→口腔ケアのサプリを塗り込む感じ。
サプリはペロワンとデンタルバイオを日替わりで。時々マヌカハニー。

とらじの診察はこれで年内は終わり。
今年の夏は原因不明の嘔吐に悩まされることなく乗り切れて良かった。
BNペットはひとまずお休みして様子を見ることに。

乳酸菌・善玉菌のサプリは常に飲ませるのはミヤリサンとマイトマックススーパー。
あと1種類はプラチナ乳酸菌5000αツヤットカリナール2あたりをローテーションすることに。

来年も元気に過ごせますように。

お薬メモ
  • フォルテコール1日1錠(朝夕1/2錠ずつ)
  • ラプロス1日2錠(朝夕1錠ずつ)
  • ソルラクト(週1~2回100mlずつ)
  • ラクツロース(朝夕0.1~0.2mlずつ)

1ヶ月~2ヶ月に1回血液検査・超音波検査・尿検査を受けています。
サプリメントや療法食の変更は私が同居犬たみの治療経験から最適を思われるものをチョイスしていますが、主治医に必ず相談の上で始めています。
もしこの治療記録を参考にされる場合はかかりつけの病院の先生の指示を仰ぐようにしてください。

とらじがこれからもずっと元気で楽しい毎日を過ごせますように。

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