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犬がご飯を食べない。老犬だから仕方ないとはいえ…色々対策迷走中
腎不全治療中のたみ。
腎臓病は食欲がなくなるそうで、偏食が進みます。
かといって食べずに痩せていくと、それだけで体力がなくなってしまい悪循環…。
食べたいという気持ちはあるけれど、出される処方食はことごとく嫌。
同居犬の手作り食が羨ましい…猫が食べてるキャットフードが美味しそう…という状態。
飼い主としてはきちんと計算されて作られた処方食を食べてほしいので、手を変え品を変え食べさせようと必死です。
老犬の偏食対策
たみは歯が一本もありません。歯石がつきやすい体質で、これまでに麻酔下での歯石除去を数回行い、10歳になる頃の歯石除去の際に「これが最後の麻酔」ということで希望を持って歯を残すのではなく、グラグラしている歯や炎症を起こしている箇所は抜歯するということで手術を受けました。
結局、希望を持てる歯など残っていなくて、全部簡単に抜けてしまったそうですが…。
そんなわけで、犬歯もないので舌が↓このとおりいつも横から出ています。
犬は基本的に丸飲みなので咀嚼の問題はないのですが、こうも長い舌がいつも出ていると、口に食べ物を入れたり飲み込むのも大変そう。
気分的な偏食以外にも歯がない老犬にいかに食べさせるか、というのが私の課題。
ドライフードをふやかす
まずは基本中の基本、ドライフードをお湯でふやかします。
完全にふやけてしまうと逆に食べにくいようなので、指でつまんで固い芯が残るくらいの状態にします。
お湯でふやかすだけでは物足りないなら、好物の肉の煮汁でもかけてやります。
まぁ、私の目を盗んで普通に猫の置き餌を盗み食いしているので、ドライフードを食べられるなら別にふやかす必要もないのでしょう。
たみちゃんは自分のドライフード自体が嫌なのです。
ウェットフードに変更する
もう歯がないので、ウェットフードにより歯石がつきやすくなる!という心配はありません。
というわけでドライフードよりも犬が喜びそうなウェットフードに変更してみました。
ウェットフードも温めてみたり、お湯で緩くしてみたり、鶏の煮汁で溶いてみたり。
最初数日は喜んで食べていましたが、すぐに飽きて食べなくなりました。
途中でご飯が嫌になると、この通りションボリ。
食べたくないけど、同居犬にとられるのも嫌なのです。
スプーンで食べさせるとよく食べる日もありますが、食べない日は全然ダメ。
食べる直前までウキウキワクワクしてるのに、匂いを嗅いだ瞬間にドヨ~ンとした顔になります。
手作り食を与える
食べないとなるととことん食べません。そして痩せていきます。
根負けして、腎臓にはよくないと知りつつも、獣医さんが「食べないのが何よりも悪」とも言うので、時々手作り食を与えます。
うまっ!
手作り食はよく食べます。
ドライフードとウェットフードを混ぜる
ドライフードにウェットフードをトッピングしてみます。
気分が変わると少し食べますが、まぁそのうち嫌になりますよね…。
ドライフードとウェットフードを混ぜて焼く
そんなたみが最近ちょっと食べるようになったのが、ドライフードとウェットフードを混ぜて焼いたもの。
フードプロセッサーで規定量よりも少し少ないドライフードと、ドライフードを減らした分のウェットフードを砕いて混ぜ、オーブントースターで焼きます。
ハンバーグみたいな感じ。
焼いてる途中からプンプン匂ってきて、ソワソワしてました。
同じものを焼いたバージョンと鶏の煮汁でふやかしたバージョンを並べてみましたが、焼いた方しか見てません。
物珍しさもあったかと思いますが、この日は焼いた方をよく食べてくれました。
膵炎等で脂質の摂取に制限がなければごま油などいい香りのする油を敷いたフライパンで焼いてもいいですね。
気分を変えてみる
具合が悪くて食べられない…というわけではないのなら、気分を変えてみるのもたみには効果があります。
例えば、たみちゃんだけ特別にお部屋で人間のお皿で食べてみたり。
なんかちょっと面倒臭い子ですが、なかなか効果的。
最近気付いたのですが、7歳の次女がスプーンで食べさせるとよく食べてくれます。
ご飯を与える人を変えてみるのもひとつの手かもしれません。
究極のお食事サービス
あれこれ手を尽くしても食べてくれないことだってあります。
「強制給餌」という聞こえの悪い言葉がありますが、流動食を作ってシリンジで飲ませたり、食べやすい大きさに丸めたウェットフードやふやかしたドライフードを口に押し込む方法(この方法は嚥下機能が低下した老犬には少し危険だと思いますが…)など、とにかく栄養を摂らせてあげることも選択肢のひとつとして前向きに考えて良いと思います。
私はこれを「お食事サービス」と呼んでいます。
性格上、お食事サービスが非常に大きなストレスとなる子もいるでしょう。
我が家の長老犬・チヨがまさにそれです。
チヨタイプの子にはおすすめ出来ませんが、なんとか頑張れば出来そうな子はチャレンジしてみても良いのではないかなと思います。
流動食は市販のものもありますし、ウェットフードやふやかしたドライフードなどから作ることも出来ます。
以下の記事でウェットフードを流動食にして与える方法をご紹介しています。