「イヌの老いじたく」はシニア期に突入したら是非読んでほしい一冊です

「飼い主と獣医師の最後の責務は、順調に「軟着陸」に誘導すること。」

老犬介護中、とても感銘を受けた本に書いてあった一文を私はずっと心の片隅に置いていました。

その本は「イヌの老いじたく

獣医さんが書いた本で、老犬の日常から病気、ケアの方法など、この一冊に見事なまでにまとまっています。

私がこの本を読んだのは16歳&17歳の老犬の本格的な介護を始めて一年ほど経った頃。
既に色々な知識を得て経験もそこそこ重ねていましたが、それでもとてもためになりました。

そして出来れば本格的な介護に突入する前に是非読んでおいてほしい。
読んでおきたかったなと思います。

たみは16歳頃から認知症の症状が目立ち始めました。

初めは閉まっている窓をじっと見ているので開けてあげても特にリアクションがなかったり、本棚に入ろうとしたり、散歩から帰って玄関のドアの蝶番を向いて開くのを待っていたり、そんな不思議な症状から。

もともとちょっとボケた性格なので「あらあらたみちゃん(笑)」と微笑ましく見ていたものの、徐々に違和感を覚え始め、病院で相談もしましたが、認知症とも何とも言えない…とのこと。

この本を読んで振り返ってみたら、当時のたみにはもっとたくさんの認知症の症状が出ていました。
それを病院で話していたら、きっとその場で認知症の診断が下されたと思います。

本格的な老犬介護生活に突入する前に頭の中にある程度の知識が入っていたら、いざという時に慌てて対策を練らずに済んだと思うし、失敗も少なかったかもしれません。

そしてこの本、老犬がかかりやすい病気の解説についてはこういった本にありがちな基本的なことがさらっと載っているだけかと思いきや、とても丁寧で詳しくためになります。
犬を治療する獣医さんの立場から老犬の飼い主としての心構えを伝えてくれるので、絶賛介護中の私の心にグイグイ来るものがありました。

イヌの老いじたく」機会があったら是非読んでみてください。

うちは既に老犬で長生きしてるので買いませんが、同じ獣医さんの著書「イヌを長生きさせる50の秘訣」も評判が良く、ためになりそうです。

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