※当サイトでは実際に使用した商品・関連商品の紹介にAmazon・楽天・Yahooショッピング等へのアフィリエイトリンクを貼り、読者の皆様へ負担をかけない形でサイトの維持運営費を捻出しています。ご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します。
犬の胆泥症の食事とサプリについて【チヨの検査結果と治療の記録】
我が家の長老チヨ(パピヨン2001年生まれ)は、16歳の時に超音波検査で胆嚢に胆泥が溜まっている=胆泥症と指摘されました。
エコーの画像を見ると、確かに真っ黒の胆嚢の下に白くモヤモヤが沈んでいるのが分かります(黒い部分はサラサラの胆汁)。
それが胆石なのか胆泥なのかはエコーではっきりとさせることは難しいけれど、確実にきれいな胆汁以外に胆泥もしくは胆石が存在するとのこと。
ただ、現時点では血液検査で肝臓など他の臓器への影響は見られないので治療は必要なく経過観察。
これ以上悪化させないように、出来れば治す方向でどうにかしてやりたい…。
知りたがりな私が獣医さんに聞いたり調べまくった胆泥情報と、チヨのためにはじめた食事療法やサプリメントについてお伝えします。
犬の胆泥症について
これまで犬の胆泥症はあまり見つからない疾患でしたが、今回チヨが受けた超音波検査などの進歩によって見つけられるようになったそうです。
食べた物が胃から十二指腸を通過する時、「あ!ご飯食べたな!」と、肝臓で作られた胆汁を一時貯蔵していた胆嚢が収縮し(ポンプみたいな役割)、胆管を通して十二指腸に胆汁を送り込みます。
その胆嚢内で胆汁が固まってしまったり、泥の様な状態になり沈殿したものがチヨのエコーで見つかった胆泥(もしくは胆石)。
胆泥症の多くは、食べ物の影響や、胆汁が胆嚢から胆管へうまく排泄されなくなり胆汁が濃縮されて起こるそうです。
診断された時点でチヨはもう16歳なので、老化現象の一部ともいえます。
ちなみに胆泥が溜まったからといってすぐに症状が出る事はなく、実際チヨも無症状。
健康診断のエコーでたまたま見つかりました。
ただ、胆石が出来て移動した時に痛みを感じたり、胆管を詰まらせた場合は黄疸や嘔吐、体重減少などの症状が見られるのだとか。
胆泥症とはまた別に、胆嚢粘液嚢腫という似て非なる病気があります。
これは胆汁が胆泥や胆石ではなくゼリー状に固まってしまい、悪化すると胆管を詰まらせ、最悪、胆嚢破裂という状態になるそうです。
胆泥症の治療
胆泥症の治療はウルソという胆汁をサラサラにする薬が処方される事が多いとのこと。
その他にスパカールなどの胆管を広げて排出しやすくする薬、抗生剤なども場合によっては処方されます。
同居犬たみが肝臓の数値が高いとのことでウルソを飲んでいました。
たみの場合、特に副作用などはなかったように思います。
薬以外の治療としては食餌療法。
特に低脂肪食を心がけると良いとのこと。
また、インターネット上の情報では「高たんぱく」が良いとされていますが、手元にある犬の医学書には「低たんぱく」と書いてあります。
…どっち?
胆泥症のフード
食餌療法の基本としては、まずは低脂肪食。
動物病院で食餌療法が必要とされた場合、おそらくロイヤルカナン消化器サポート(低脂肪)あたりを勧められると思います。
たみが膵炎になった時に食べていて、チヨも現在メインのフードとして与えています。
使ったことはありませんが、ヒルズのw/d、i/dローファットも胆泥症の療法食として使われるそうです。
ヒルズとロイヤルカナンは病院処方の療法食なので、食べさせた方が良いかどうかまずは動物病院で相談してください。。
サンプルももらえると思います。
一般の療法食としては、犬心を試食してみました。
詳しくは以下の記事で↓
ベッツワンベテリナリー低脂肪も。
ベッツワンベテリナリー腎臓ケアは同居猫とらじのお気に入り。
あとは総合栄養食ですがハッピードッグ「ミニライト」も脂質低めで良さそうです。
同居猫達がハッピーキャットの腎臓ケアと低脂肪食を食べてます。
他にもありそうなので時間のある時に追記するつもりです。
胆泥症のサプリメント
チヨは薬はまだ飲ませなくていいかな?というか、「胆泥が何年も大人しくしてるんだから下手に触らない!」という獣医さんと私の方針で、定期的な超音波検査と血液検査で経過観察をしています。
ただ、万が一悪化した時に手術にはさすがに耐えられない年齢なので、日頃から療法食以外に何か対策は出来ないかと調べたところ、胆泥症に良いとされるサプリメントをいくつか見つけ、試してみました。
ベジタブルサポート
病院でも使われているサプリメントのひとつが、「ベジタブルサポート」
ベジタブルサポートには2種類あるのですが、ベジタブルサポートも、姉妹品のベジタブルサポートドクタープラス(動物病院用)も全国の動物病院で扱っているそうなのでどちらも信頼できそう。
通常のベジタブルサポートは飼い主の判断で使用出来て、ドクタープラスの方はまずは獣医さんに相談といったところでしょうか。
このサプリ、以前から存在を知ってはいたけど単なるビタミン系サプリだと思っていました。
まさかこんな形で注目することになるとは。
ベジタブルサポートドクタープラスは、肝臓用(ホエイ)と胃腸用(ファイバー)の2種類。
胆泥症の場合はホエイの方ですが、こちらは動物病院限定となっているので、使用の前にまずは獣医さんに相談した方が良いかもしれません。
同じく胆泥症の同居猫テツ子は、ドクタープラスホエイを飲み始めました。
SアデノシルLメチオニン(SAMe)
チヨは現在、SS酵母というサプリメントを与えています。
SS酵母に含まれるSアデノシルLメチオニン(SAMe)は、もともと体内にあるアミノ酸の一種で、肝臓やうつ病、認知症、関節に良いとされ、ビタミンB12と一緒に摂取することでその効果を発揮するそうです。
SAMeは酒粕にも含まれているので甘酒を飲ませたらどうかな?とも思ったのですが、犬に飲ませられる米麹から作られた甘酒には入っていないとのこと。
SAMeを知った時、ちょうど同居犬たみの認知症が進行して肝臓の数値も上がり、足腰も弱ってきたタイミングで、神経系の保護を目的としてビタミンB12の投与と内服をしていたので、これはたみちゃんに良いに違いない!と思ったのですが、たみは何よりも慢性腎臓病の治療を最も優先しなければならず、SAMeの腎臓への影響が分からなかったことから見送った…という経緯があります。
そんなたみちゃんのお姉ちゃんのチヨちゃんは、ここ1年ほど少しだけ肝臓の数値が基準値より少し高くなりました。
そしてちょうど健康のためにたみと同じビタミンB12(メチコバール)の内服を始めたので、じゃあチヨちゃんにSAMeを!ということで与え始めました。
中身は粉末で、湿気に弱いらしいので瓶には内蓋もしっかりついています。
SS酵母を与え始めてから3ヶ月後の血液検査では、全て正常値!
胆泥の超音波検査を受けていないのでどうなっているのかははっきり分かりませんが、数値上は情報の結果を示してくれました。
錠剤もあるようです。
サミーフィッシュ
そもそも私がSAMeの存在を知ったのは、サミーフィッシュというふりかけサプリを試したのが最初。
ナチュラルでとっても良さそうじゃないですか!というわけで、早速お試しした次第です。
サミーフィッシュに含まれるサミー(SAMe)は、世界14か国で医薬品として認められている「関節」「肝臓」「脳」の機能障害の回復に実績のある成分です。
肝臓の解毒効果を強力にサポートする力があります。 強力な抗酸化作用を持ち、肝臓を守ります。 また、傷ついた肝細胞の回復を助けるため、肝機能障害の薬として認められています。
関節においては、直接痛みの原因を取り除き、軟骨のすり減りを抑える効果があり、消炎鎮痛剤よりもグルコサミンよりも効果が高いことが分かっています。
脳の中で大量の活性酸素が発生すると、脳の神経細胞の働きが低下したり、大量に死滅したりします。サミーの抗酸化作用は脳の神経細胞のダメージを防ぎ、傷ついた神経細胞の回復を助けます。 うつ病の薬としては1970年代から用いられており、アルツハイマーや認知症への効果も期待されている成分です。
全ての原料が国産、最高品質のサミーフィッシュは、安心して毎日与えていただけます。
公式HP
その後チヨはSS酵母に切り替えましたが、まずはふりかけでお試しという手もあるかなと思います。
老犬チヨちゃん、ちょいちょい手直ししながら元気に長生きしてほしいです。