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腎不全闘病3年2ヶ月、老衰で穏やかに旅立ちました。

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2019年5月30日14時頃、私の愛犬たみが16歳11ヶ月29日で息を引き取りました。

13歳の春に腎臓病と診断されて約3年2ヶ月。
「犬の腎臓病は予後が悪く、数ヶ月~1年程度しか生きられない。14歳にも15歳にも16歳にもなれない。」と宣告を受けていましたが、「本来の寿命を全うしてほしい」という私の願いを見事に叶えてくれて、驚くほど穏やかに、腎臓病ではなく、老衰で亡くなりました。

私はずっと、腎臓の数値が検査の度に悪化して、重い症状が出て、強い発作や尿毒症、合併症に苦しむ最期を恐れていました。
たみが腎臓病と診断された当時に見て回った飼い主さん達のブログや体験談のほとんどの結末がそうだったから。
情報は得たいけれど、最期が辛くてなかなか読めなかった…。

だから今生きて長く頑張っているたみの事を知ってほしい、治療に行き詰まった飼い主さん達が前向きに頑張る資料として活用してほしいと思い、たみの治療記録を公開することにしました。

そしていつか来る最期については、敢えて書かないでおこうと決めていました。

でもたみちゃん、本当に穏やかでした。

当日の朝はいつもより少し元気なくらいで目覚め、朝ご飯も完食ではないけれどきちんと食べて薬も飲んで、やっと完成したたみカー(歩行器)に乗りたがり、時々震えたり吐きそうなそぶりを見せたので夕方の診察に連れて行こうかと思っていた矢先、家で苦しまずに抱っこで亡くなりました。

救命処置は一応したけど、それで一瞬だけ血の気が戻ったけど、その時のたみの目が「もうやめてね」と笑っていたのでやめました。
最期は抱っこで、認知症が進行してからはいつもどこか遠くを見ていた目が、じーっと真っ直ぐ私の顔を見てくれました。
いつか獣医さんが言っていたように、呼吸が先に止まり、心臓の音が少しずつ弱くなっていきました。

最期は老衰で枯れるように、家で抱っこで。

子供の頃に実家の愛犬が10歳で病院で急死したことをいつまでも悔やむ私の、長い間の望みを全て叶えてくれました。

年末から少しずつ体重が減ったり、最期の2週間ほどは目の炎症や膣炎、鼻炎、皮膚がすぐにかぶれるなど抵抗力が落ちてきたり、ご飯を飲み込まなくなったり、水を飲む度に食道を通過するキュルル…という音が聞こえるようになったり、血液検査の結果も今までとは少し違う若干の乱れや上昇を見せたりと、きっとそうなんだなと私が心の準備をする時間もくれました。

もっと遡ると、認知症になり、玄関まで出迎えをしなくなったり、お散歩で走れなくなったり、一緒に布団で寝なくなったり、少しずつ少しずつ私がいきなり一人になって困らないように時間をかけて今の生活に導いてくれました。

死んじゃったことはそりゃ悲しいけれど、本当に見事でした。

誰かの目に止まって、誰かの助けになればいいなと思って始めたたみの治療記録も、これまで本当にたくさんの腎臓病の治療や介護に奮闘する飼い主さんに利用していただきました。

さすがに老いには逆らえなかったけれど、腎臓病には最後まで負けなかった子がいるんだよということを知ってほしい。
こんなにも穏やかに、きっと腎臓だけならまだまだ頑張れた子がここに。
もし犬の腎臓病で困ってる飼い主さんがいたら、「昔たみちゃんっていう犬がいてね」って話してあげてください。

全力で生きました。
細胞の全てを使い果たして、見事に生き抜きました。

2019年6月1日、よく晴れた17歳の誕生日。
お空に向かって元気に走って行きました。

ありがとう。
いつでも帰ってきてね。

もう帰ってきてるかな?笑

17歳のお誕生日、おめでとう♪

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