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犬の逆くしゃみの対処法・気管虚脱との違い【我が家の場合】
15歳のパピヨンたみは若い頃、むせた様な、鼻に何かが詰まってズーズーと苦しい様な、おかしな咳の様な発作の様なものが出る事が頻繁にありました。
どんな症状かと動画でも撮っておけば良かったのですが、当時の私には犬が苦しんでいる時に動画を撮れるような余裕はありません(今なら多分撮れる)。
当時パピヨンを飼っている人の間でも、その話をすると「あるある!」と盛り上がるくらい、小型犬によくある症状だった様です。
しかし病院に行っても気管虚脱でもないし、ただむせただけじゃないですか?と診断される人がほとんど…という謎の現象。
そこで、10年以上前に運営していた犬ブログの中で記事にしたら、「逆くしゃみじゃない?」という意見が出ました。
「逆くしゃみ」というナイスなネーミング、誰が考えたのか分かりませんが、いつからかこの症状は「逆くしゃみ」と呼ばれるようになっていました。
たみの場合は散歩の時と食事の時に頻発していたので、対策を練ることに。
今ではほとんど発作が出ることがなくなりました。
逆くしゃみの対処法
たみの場合、
- 散歩の際に使っていたハーネスを幅広のものに変える
- 食器の高さを変える
この2つの対策で頻繁に起こっていた逆くしゃみの症状を抑えることが出来ました。
逆くしゃみの犬に良かったハーネス
当初、散歩の際に使っていたハーネスは
↑こんな感じの細いタイプ。
たみは散歩でよく走るので、少し首を圧迫されるだけで逆くしゃみ…。
苦しくなり、その場で動けなくなってしまっていました。
そこで、
↑こういったベストタイプのハーネスに変更したところ、逆くしゃみの頻度が大幅に現象。
散歩で走ってもほとんど発作が起きなくなりました。
同居犬チヨは逆くしゃみは出なかったので細いタイプのハーネスでしたが、高齢になり、気管虚脱と診断されてからはシニア用の気管を圧迫しないハーネスを使っています。
↑これ。
食器の高さを変える
逆くしゃみは散歩の時だけでなく、食事中にも起こりました。
食べていたものの水分が鼻の方に行ってしまったような感じ。
同居犬チヨは逆くしゃみとは違い、食べたものを誤嚥しやすいので獣医さんに相談したところ、食器の位置を高くすると良いとのことでした。
100均で買ったプラスチックケースを裏返しただけですが…。
「食器スタンド」で検索すると、Amazonでおしゃれなのがたくさん売ってます。
犬に合わせて斜めに傾けられるお皿も良いです。
誤嚥しやすいチヨのためにした対策ですが、結果的に逆くしゃみのたみにも効果大!
食事時に逆くしゃみをすることはなくなりました。
気管虚脱との違い
逆くしゃみの症状が頻繁に発作の様に起こり、それはそれは苦しそうにするので、犬の飼育書を読み、よくある病気と挙げられている気管虚脱ではないかと疑った時期もありました。
現在、同居犬チヨ16歳は気管虚脱と診断されています。
その主な症状は咳。逆くしゃみとは明らかに違います。
気管虚脱の咳がゲッゲッ…とか、ゲハゲハ…だとしたら、逆くしゃみはズーズー…といった感じ。
気管虚脱は気管が潰れて起こる症状ですが、逆くしゃみの場合、よだれや水が鼻と喉の間に入り込んでしまってむせているようなイメージです。
気管虚脱と診断された場合は治療が必要ですが、逆くしゃみは病気や疾患というよりは体質なのかな?
飼い主がどんな時に起こるのかをよく観察して、その子にあった適切な対処をしてあげることが一番の改善策だと思っています。
また、先日動物病院の待合室でお話しした飼い主さんから聞いたのですが、先代の犬は逆くしゃみがひどく大学病院に連れて行ったら、脳腫瘍の影響で逆くしゃみ出ているかもしれないと言われ、MRI検査を受けたところ本当に脳に腫瘍が見つかったそうです。
たかが逆くしゃみと安心せず、あまりに頻発するのであれば獣医さんによく診ていただいた方が良いかもしれません。