※当サイトでは実際に使用した商品・関連商品の紹介にAmazon・楽天・Yahooショッピング等へのアフィリエイトリンクを貼り、読者の皆様へ負担をかけない形でサイトの維持運営費を捻出しています。ご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します。
犬の鼻の奥に食べたものが詰まった事件【逆くしゃみ・鼻血】
お散歩中、苦手なものに遭遇した時や上手に歩けた時などにおやつをもらうつるちゃん(雑種犬2歳)。
先日そのおやつで事件が…。
その日に食べたのは最近お気に入りの直径8mmほどのドライフード一粒。
口に入れて噛んで、歩き出した瞬間に激しく逆くしゃみを始めました。
以前から食べたものが鼻の方に回り(人間の場合、ご飯粒鼻に入っちゃった!みたいな状況)逆くしゃみをすることはわりとよくあり、その際は下の動画のように鼻の穴を塞げば収まっていました。
が、今回は全然止まる気配がなく、何度目かで鼻血が噴き出した…!
私も夫も血まみれ。
急いで家に連れ帰り、背中をさすったり酸素を吸わせたり。
全然止まらないし、かかりつけの病院は診察終了していて夜間診療は診察時間前。
どうしようかと思っていたら、今度は大量の血が混ざった嘔吐(↓クリックで拡大します)。
吐くと同時に逆くしゃみが収まったので、鼻に詰まったものが下りてきて全部丸ごと吐いたのだと思われます。
翌朝、事件現場には血痕が残っていました…。
落ち着いて良かったものの、今回は無事だったけどこれはつるちゃんの仕様なら何度でもあり得るよね…?と。
鼻の方に回ってしまうのは仕方ないとして、そうなった時に今回のように命の危機を感じるほどの状態にならないようにしないと。
今回の状況と治療法など
獣医さんに相談したところ、そういった場合異物が貼り付いている場所は下の絵の★の部分。
本来は赤い矢印の方向に食道へ落ちていくはずのものが青い矢印の方向に入ってしまい、逆くしゃみの原因に。
今回はおそらく固いドッグフードの欠片だったため粘膜を傷つけて大量の出血を伴ったのだと思われます。
このように鼻に食べ物が回ったり匂いを嗅いだ時に草を吸い込んでしまうようなことはあるけれど(草は鼻の中に貼り付いてとても厄介だそう…)、
鼻血まで出す犬は知らない
とのこと(涙)
そして異物の位置的に検査や治療に関してもなかなか大変だそうで、鼻から内視鏡を入れても届かず、口からまっすぐ入れても見えないので先端を曲げた状態の内視鏡を口から入れて覗くような方法を取るのだとか。
無事収まってその後も何ともなくて良かったと獣医さんが安堵していました。そんな大変なこととは…。
ちなみに上の絵は私が描いた↓を元に子供が描き直してくれました。
私から絵が上手い子供が生まれるなんて奇跡!
再発防止策
食べて咽るというのは先代犬チヨちゃんも同じでした。
チヨちゃんの場合は散歩のおやつなどではなく普通の食事中によく起こっていたので、若い頃からドロドロで嚥下しやすい素材の手作り食にすることで大きな事故が起こることなく長生き出来ました。
しかし中型犬のつるちゃんに同じ食事を用意するとなると必要なカロリーが全く違うのでものすごい量になってしまうことと、つるちゃんの場合は普段の食事中ではなく散歩中のおやつで発生しやすいことから、まずはおやつの変更をすることに。
これまで散歩で好んで食べていたものは、主食以外のドライフード、ハードタイプの干し肉、フリーズドライの肉、茹で肉、おせんべい、ジャーキーなど。
つるちゃんにとって散歩中のおやつは単なるご褒美だけでなく怖いものや不安なことから気を逸らすためのアイテムなので、嗜好性の高さも重要。
今回ドライフードが原因でこのようなことが起こってしまったので、喉に到達する時点で固くないもの、食道の方へスムーズに落ちやすいものが良いのかなと考えました。
ドライフード、ハードタイプの肉は×
おせんべい、ソフトタイプのジャーキーは△
口の中でふやけるフリーズドライの肉、茹で肉は〇
かなと。
そして小さく小さくして口に入れます。食べた気がするギリギリのサイズ。
ものすごく苦手な対象が近付いてきてスルーしたい時などは、短冊状に切った茹で肉の先端1cmほどを手に持った状態でガブリ。
このようにして万が一の事故を防ぐ努力を始めたところ。
ちなみにフリーズドライの肉とは、ママクックの商品。
つるちゃんは「フリーズドライの豚モモ肉」と、「フリーズドライのムネ肉スナギモミックス」がお気に入り。
おせんべいはナチュラルハーベストの「パフクラッカー」。
これはちゃんと噛めるくらいのサイズに割ったものを渡して「かみかみ」と咀嚼するよう指示を出しています。
万が一鼻の方にいってもふやけるので刺激は少ないかなと。
おやつの渡し方も、歩きながらとか上を見上げた状態で口に入れるなど、息が上がったり正しくない姿勢で与えないようにも気を付けています。
フリーズドライの肉の時はすぐに渡さずに唾液で少しふやけた感覚を確認するようにも。
それでも完全には防げないかもしれないけど、やらないよりはマシ。
獣医さんの話では鼻の方にいかないようになるべく大粒のものも良いとのことなので、つるちゃんが美味しく食べられて安全なおやつを探していきたいと思います。
あー怖かったT_T