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犬の胆石の治療と対策(食事・薬・サプリメント)【5歳の健康診断で発覚】

「七五三を目安に健康な時のデータをとっておくといい」
という前任の獣医さんのアドバイスがずっと頭にあり、2026年春5歳の健康診断(半年に一度血液検査を受けてる)では、初めて腹部超音波検査をお願いした。

先だって受けた血液検査では全て正常。
なので獣医さんはそこまで積極的には勧めなかったけど、やっぱりどうしても受けておきたくて。

結果、

  • 胆石
  • 肝臓に結節(将来的にどう変化するか要経過観察)
  • 腎臓の石灰化もしくは線維化(つるちゃんが動くのでよく映らなかったけど今のところ炎症や結石などはない)

が見つかった。

胆泥は先代犬チヨ、同居猫テツ子が経験しているので、仮につるちゃんにも見つかったところでそこまで深刻には捉えなかったと思うけれど、胆泥を通り越して胆石となると…。
しかもまだつるちゃんは5歳。
なんとかしてあげたい。

ショックだけど、早期発見、無症状のうちに治療・対策をスタート出来ることは不幸中の幸い。
これからきっと長いお付き合いとなるので、自分の理解を深めるためのアウトプット作業も兼ねてこの記事に記録をまとめていきます。

目次

犬の胆石の診断と検査内容

今回、胆石が見つかったのは、腹部超音波検査。
血液検査では異常なし。
黄疸や嘔吐などの症状もなし。
こちらから希望して受けた超音波検査で無症状のうちに見つかったもの。
(外から見たら無症状といえど、本当はお腹痛かったりするのかな?と思うと何とかしてあげたい)

同居猫テツ子の胆泥も定期検査で見つかり悪化することなく維持しているので、元気な時でも定期的に検査を受けて早期治療に繋げるのは大切なことだなぁと実感。
血液検査では異常がなくても、超音波検査で初めて見つかるケースは結構あるみたい。
人間でも人間ドックなどで無症状のうちに見つかる胆石を「サイレントストーン」と呼ぶのだとか。

こんな症状があったらすぐ受診

じゃあ例えばどんな症状が出たら受診した方がいいですか?と質問したら、

  • 嘔吐
  • 黄疸(歯茎、まぶた、お腹、尿など)
  • 白い便
  • 腹痛

などが見られたら胆嚢が詰まったり炎症を起こしている可能性があるので即受診とのこと。

胆泥と胆石の違い

先代犬チヨ、同居猫テツ子は胆泥症の治療の経験がある。
(チヨは胆泥か胆石かはっきりしなかった)

肝臓から送られた胆汁が胆嚢に溜まり、食事をすると胆嚢が収縮し、胆汁が十二指腸に送られる。
胆嚢に胆汁が停滞することで成分が固まり、胆泥、もっと固まると胆石となる。

胆泥ならサラサラになれば胆管から十二指腸に流れてくれる可能性が高いけれど、胆石となると流れにくいし流れようとして胆管に詰まったら一大事。
胆泥ではなく胆石、詰まるなどの悪さをしていなくても、石がそこにあるだけで胆嚢の損傷に繋がるのではないかと思う。
また、胆汁から出来るムチンが過剰に増えて胆石や胆泥がゼリー状に固まり胆嚢が拡張、破裂する恐れもある「胆嚢粘液嚢腫」に進行する可能性も。

胆石にはいくつかの種類があり、

  • コレステロール結石(高脂肪食の影響)
  • ビリルビンカルシウム石(腸内細菌への感染)
  • 黒色石(溶血性貧血など)
  • 炭酸カルシウム石

など。
人間ではコレステロール結石が大半で、犬の場合は炭酸カルシウム石、ビリルビンカルシウム石が多いのだとか。
コレステロール結石はウルソで溶解されることがある。

胆泥・胆石が出来る原因

胆泥・胆石が出来る原因としては

  • 胆嚢の動きが鈍くなり収縮しづらくなる
  • 高脂肪食
  • 胆汁の成分のバランスが悪い
  • 甲状腺機能低下症などの内分泌疾患
  • 遺伝
  • アミノ酸不足
  • カルシウム不足
  • 肥満

など、様々。

例えば先代犬チヨの場合は、加齢に伴い胆嚢の動きが鈍くなった老化現象の一部だったと思う。
テツ子も老猫と呼ぶにはまだ早いけどそれなりに中年になってから見つかったので、投薬とシニア用のご飯に変えてからは改善して維持。

つるちゃんはまだ5歳と若いのに。
考えられるのは遺伝または体質的なもの。
気を付けていたつもりだけど生活習慣も悪かったかもしれない。
原因はひとつではなく、いくつかの要因が重なっているのかもしれないなと思う。

つるちゃんは犬種不明の雑種なので純血種のように犬種由来の遺伝性疾患というものを特定出来ないけれど、見た目の雰囲気から和犬にコリー系の血が混ざってそう?ということで、念のためフィラリアの薬はコリー種にとって禁忌のものは避け、ミルベマイシンを選択。
コリー種は脂質代謝異常になりやすいと聞いたので、子犬の頃から低脂肪を徹底していたわけではないものの念のため高脂肪食は避けてきた。
それでもこの若さで高脂肪も原因のひとつとされる胆石が出来てしまうのは、もっとちゃんと低脂肪食にすべきだったのかもしれない。
主食にはしないけど爪切りの時とか、水分補給のための水に混ぜるなどしてちゅーるとかあげてたしな。
あと散歩中の特別おやつとしてエアドライの総合栄養食を使っていて、こちらの脂質も結構高い。

別の原因として思いつくのは、アミノ酸不足。
分岐鎖アミノ酸が不足していると胆汁が濃縮され、胆泥・胆石が出来やすくなる。
つるちゃんは総合栄養食を食べているけど、関節が悪いので痩せ気味をキープするために給餌量よりも気持ち少なめに与えていて、そのせいでアミノ酸不足に陥っていた可能性もあるかもしれない。
仮にアミノ酸の量は足りていても効率よく吸収出来る状態ではなかったかもしれないし。
食事を見直す上で、脂質以外にもアミノ酸の量や質も考えていきたい。

さすがにカルシウム不足ということはなさそうだけど、カルシウム石はカルシウム過剰だから出来てしまう!のではなく、カルシウムが不足すると自分の骨から血液中にカルシウムを溶け出させて胆汁内に送り込み炭酸カルシウム石となってしまうことがあるので、今後手作り食をする時などに不足しないように(リンとのバランスも崩れないように)注意した方が良い。

また、つるちゃんは周りの人から「老犬?」と聞かれるほど大人しく、何だか心配になってきて2025年秋の健康診断で甲状腺の検査をして「健康な大人しい犬」と診断されている。
血液検査でも今回の超音波検査でも異常は見られないので、甲状腺や内分泌疾患に関しては否定しても良さそう。
この検査は今回の安心材料に繋がるのでしておいて良かった。

十二指腸から逆流した腸内細菌(Escherichia coliなど)が胆汁内のビリルビンを分解し、分解されたビリルビンがカルシウムと結合→ビリルビンカルシウム石となる例もあるのだとか。
腎臓病にしてもメンタルにしても認知症にしても何でもかんでも関わってくるのが「腸内環境」。
腸活に関してはかなり気を遣ってきたけど、何がどう作用するのか検討し直しても良いかもしれない。

このように何となく思い当たる原因を踏まえつつ今後どうしていくか。

犬の胆石の治療と対策(食事・薬・サプリなど)

血液検査で肝酵素や総ビリルビンが高値になっているわけでもなく炎症反応もない。
超音波でも胆石はあるものの現時点で悪さをしているわけではないので今すぐに治療をする必要はないとは言われているものの、今後のことを考えると私は今のうちから何とかしておきたいので獣医さんと相談の上、対策を始めていくことにした。

ここではつるちゃんに対して行った治療や対策を記録するので、胆石や胆泥治療に関する医療の情報は専門家から得るようにして下さい。

胆石が見つかった場合、今後悪さをしないよう予防的に摘出手術をすることもあるようだけど、今のところは予定していない。
元気なうちにとは思うけど、これから出来る限りの対策をしてどう変化するのかを一定期間見守りたいので。

処方薬

まず獣医さんにお願いして処方してもらったのは「ウルソ(ウルソデオキシコール酸)」。
胆汁を増やして流れを良くしたり、コレステロール石を溶解する作用がある。

犬の胆石の多くは炭酸カルシウム石やビリルビン石なので溶解を期待するというよりは、胆汁の流れを良くして悪化を防ぐ目的。
ただ、この報告では、ウルソを飲ませた犬の一部で胆石の消失・減少が見られたとのことなので、期待出来なくもないかもしれない。
コレステロール結石は犬には少ないようだけど、コレステロールとの混合石の場合ならもしかしたら溶解する(解れて細かくなる)のかも。

小型の先代犬と猫には50mgを処方されていたので、つるちゃんに処方されて初めて100mgの存在を知った。
1日1錠。

胆管を広げるスパカールなど他にも処方薬はあるけど、今のところはウルソのみ。

サプリメント

サプリメントは足し算し過ぎず、必要なものを選んでいきたい。
そもそもウルソを処方してもらう際、

私、診察室出たらすぐに『犬 胆石』とか検索して変なサプリ飲ませようとするからウルソは出してください

と頼んだのだ。

そんなお願いをしておいて何だが、これまでの生活で胆石が出来たのに次の検査まで3ヶ月も何もせずじっとしていられるわけがない。
ただ変なこともしたくないので、これまでに使ったことがあるサプリメント類を試すことにした(ちゃんと病院には報告)。

ベジタブルサポート

まず使用するのがベジタブルサポートホエイ(動物病院用)。
同居猫テツ子も一時期使っていたサプリメント。
BCAAが多く含まれていて、アミノ酸不足の胆泥・胆石予防には良さそう。
胆泥に良かったという口コミも多く、テツ子も今は元気に過ごせているので期待出来る。
あと個人的にこれまでに使ったメニワンのサプリメントは印象が良い。

難点は、尿がアルカリ性に傾きやすくなるのでpHを測ってよく観察しながら使用すること。
あとは与える量がすごく多い。
12kgのつるちゃんの場合、1日に36粒!
テツ子も猫は6~8粒とのことで、ちょっと本人の負担になりそうでやめたという経緯が。
つるちゃんはご飯に混ぜれば一緒に食べてくれるので、36粒はさすがに多いので朝夕5粒ずつからのスタートで様子見。

ウラジロガシ茶

これは民間療法のようなものだけど、排石茶・抑石茶と呼ばれ腎結石や胆石に良いとされるウラジロガシ茶

先代犬チヨちゃんの膀胱結石(シュウ酸)の再発予防、同居猫とらじの腎結石、あとは人間の夫の腎結石にも使ってきたのでつるちゃんにも。
国産の茶葉を煮出したものをご飯に混ぜたり、飲み水に混ぜたり。

ウラジロガシは腎結石・尿管結石の排出のための薬としても使われていて、犬猫用だととらじも飲んでいたウロアクトというサプリメントも。
ウロアクトや人間の薬(ウロカルン)は胆石への作用はないとのことだけど、何故かウラジロガシ茶は腎結石・胆石にと言われている。

先代チヨちゃんにはSアデノシルLメチオニン(SAMe)という成分が配合されたサプリメント「サミーフィッシュ」「SS酵母」を使っていたけど、つるちゃんは血液検査上では正常だし、一気にあれこれするものではないので保留。

基本のサプリメント

つるちゃんに以前から与えているサプリメントは、関節ケア、腸内環境を整えるもの、非常に繊細なのでメンタルに良いもの。
具体的には

モエギキャップに含まれるオメガ3脂肪酸は肝臓や胆嚢にも良いものだし、腸内細菌からの感染が原因の胆石を予防するためにもプロバイオティクスは必要なので、もし既に使っていなかったとしたら今回始めていたと思う。

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食事の見直し

そして私が一番気にするべきなのは食事。
胆汁を停滞させないために高脂肪食を避けること。
低たんぱく・高炭水化物にならないようにすること。
ということは低脂肪・適度に高たんぱく・炭水化物控えめが良いのかなと思う。
あとは食事をすることで胆嚢が動いて胆汁が出るなら、流れを良くするためにも1日2食よりは3食+おやつくらいの方が良さそう。

これまでも主食のドライフードは高脂肪のものは避けていたし、トレーニングのご褒美にお肉を与えるにしても皮と脂を取り除いた鶏むね肉や豚ロース肉を茹でて水でさらして絞っていたくらいなので、脂質はそこまで摂っていないはず。

獣医さんも

獣医さん

毎日すごいジャーキー食べてるとかならやめてもらうけど、そんなことはないだろうから今すぐ何かしなくてもいい

と言ってたし。

しかし現実にこうして胆石が出来たということは見直しが必要なわけで、今すぐ見直すことにした。
ちょうど今まで食べさせていた総合栄養食がつるちゃんには高たんぱく過ぎる気がして、これまでの①から②のナチュラルバランスに切り替えていたところだったし。

  • 2026年4月初めまで1年くらい食べていた総合栄養食はたんぱく質34%以上、脂質14%以上
  • 2026年4月に切り替えた総合栄養食はたんぱく質24%以上、脂質10%以上

②は2025年春まで食べていて体調も良かったものの一度終売になったので①に変更。
それが販売再開されたので元に戻す感じ。
①は味は好きなようでよく食べていて良い💩も出ていたけど、毛並みが良くなるとかすごく合ってる!という感じではない無難な感じ。②を食べていた頃の方が毛が綺麗だった気もする。

②でひとまず様子見でも良いような気がするし、一度低脂肪食にしてしまうと普通の総合栄養食に戻すのにリスクがある気もする。

しかし私のこれまでの傾向として、人の意見に惑わされて自分の「こうした方がいい気がする」を却下すると碌なことがないので、②から徐々に低脂肪食に移行するか、混ぜて使うか、少しずつ取り入れることにした。

先代犬チヨはロイヤルカナン消化器サポート低脂肪ドライ(たんぱく質20%以上・脂質5%以上)、市販の総合栄養食だと犬心の糖&脂コントロール(たんぱく質23%以上、脂質5.5%以上)を食べていて、胆泥以外に胃拡張など加齢によりあちこちガタが来てからは消化器サポートのみに。

※消化器サポート低脂肪のウェット缶はどういうわけか先代犬2匹ともがひどい下痢になったので(日を置いて別のロットのものを食べさせてもダメ)、出来るだけ使いたくない。

まずは市販の総合栄養食レベルで低脂肪のものを試しておきたいと思い、つるちゃんが苦手な原材料がなるべく入っていないものを探した結果、「POCHI消化器ケア 低脂肪」を試すことに決めた。

匂いはかなりあっさりめで、第一印象は「いらない」。

ウェットフードと混ぜたら食べてくれて、これまでのドライフードに半分ほど混ぜても下痢などの症状はなし。
よかった。
ウェットと混ぜたり今後手作り食と併用するにしても、味が邪魔をしないのでかえって良いかもしれない。
ご褒美とかおやつ代わりには使えそうもないけど。

トッピングしたのは同じくPOCHI消化器ケア 低脂肪のウェット

お米とか色々入ってておいしそう。
ドライとは違ってこちらはおいしいおいしいと食べてくれる。

POCHIのドライがたんぱく質30%以上・脂質5%以上。
ナチュラルバランス(たんぱく質24%以上・脂質10%以上)。
併用するとしても、①のみと比較するとたんぱく質をやや落としてある程度で維持しつつ、脂質はだいぶ落とせる。

POCHIにはゼオライトが配合されていて、それが薬やサプリメントにどの程度影響が出るのかどうかは気になるところ。
ウェットフードはいずれ手作り食に置き換えてもいいかなと思う。

おやつの見直し

おやつをジャンジャカ与えていたわけではないものの、トレーニングや散歩、爪切りの時などに嗜好性の高いものを使っているので一部は中止して代替のものを用意しておきたい。

  • ちゅーる(脂質4%・爪切りや水分補給の味付け用)→中止(低脂肪のウェットフードで代用)
  • ロータスフィッシュレシピ(脂質14%・散歩のおやつ)→少量パックの買い置きがあるので使い切ったら終了
  • アブソルート エアドライ(脂質25%・散歩のおやつ)→中止(茹で胸肉などで代用)
  • ナチュラルハーベスト パフクラッカー ささみ(脂質0.5%・散歩のおやつ)→2枚くらいしかあげないので継続
  • プライムケイズ無薬鶏レバーソーセージ(脂質0.7%・散歩のおやつ)→散歩中に嫌なことがあった時用に継続

あとはナチュラルバランスをおやつ代わりにしたり、他にも低脂肪のドライフードで食べそうなもの探しておやつ用に用意しようかと思う。


ひとまずこんな感じで、今のところゴールが見えない疾患なのでつるちゃんにとってベストなお世話を探しながらこの記事に記録していきます。

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