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犬の祈りのポーズ。腹痛の時に見せるしぐさを我が犬から読み取る
犬ってわりとすぐにお腹が痛くなる生き物だと思いますが「痛い!」とは言ってくれないので、特に飼い始めの意思の疎通が完全ではない時期は、何だかおかしい犬を目の前に飼い主もうろたえがちです。
我が家の犬、チヨ(2001年生まれ)・たみ(2002年生まれ)はもうおばあちゃんなので、これまでに腹痛経験は豊富。
特にチヨは小さい頃からお腹が弱く、病院通いも頻繁でした。
逆にたみは若い頃は丈夫でしたが、12歳の時に急性膵炎を発症し、きっととんでもない腹痛に襲われたと思います。
私も膵炎の経験がありますが、お腹を壊した時の痛みとは次元が違いました。
言葉は話せない犬ですが、お腹が痛い時特有の仕草を見せることが分かります。
個体差があるので絶対!とは言えませんが、チヨ・たみそれぞれの腹痛の時に見られる様子を書き記しておこうと思います。
祈りのポーズ
↑パピヨンの毛の生えかわり期&腸炎でガリガリの時期
チヨは生後2ヶ月頃からひどい腸炎で毎日のように嘔吐下痢。
完治してから、「実はもうダメだと思ってた」と獣医さんに言われるほどひどい状態でした。
症状が落ち着いてからもちょっとした事でお腹の調子を崩し、膀胱結石の手術をしてからは市販のフードも食べられなくなり、、10年以上手作り食です。
そんなチヨがお腹が痛い時に決まってするポーズがあります。
それが、祈りのポーズ…いつの間にこんなネーミングまでついたのでしょう。
こんな感じ。
前足はふせの状態で、お尻を持ち上げたまま固まります。
時々クルクル回って小さい声を上げたり座ってみたりするものの、最終的にこのポーズでまた固まる。
15年前、このポーズの事を当時通っていた動物病院で説明したら、
お腹が痛い時にそんな恰好はしない。犬は飼い主を見上げるから首がこる。首が痛いんだ。
と言われました。
この方は犬を飼ったことがないのでしょうか。
でもお腹が痛くてもこのポーズをしない犬もいます。それがたみちゃん。
唸る
たみが急性膵炎を発症した時、激しい嘔吐下痢の他にうずくまって唸る様子が見られました。
いつも寝ている布団に何度も座り直して、んんーーー!と人間みたいな声で。
チヨが下痢や消化不良でお腹が痛い時の声の出し方はたみとは違いますが、小さい声でキューキュー鳴きながらうずくまったり、祈りのポーズをすることがありました。
↓これはチヨが嘔吐する前の様子。
震える
腹痛に限りませんが、犬が体調を崩すと震える事がとても多い。
チヨはのお腹痛いサインは、祈りのポーズ+震えがほとんど。
自分のベッドでひたすら震えて祈りのポーズをしたり、伏せてプルプルプルプルしたり。
年を取ると筋力が弱って足が震えたり、耳が遠くなって恐怖心が増えて震える事もあるかと思いますが、何かを怖がっているわけでもなく突然震えだした時は、注意深く様子を見てあげた方が良いと思います。
触ると怒る
あっ!チヨちゃんがお腹痛いポーズしてる!
と、咄嗟に体を触ろうとすると、もれなく噛まれました。
普段温厚なたみですら、膵炎の時は触られるのを嫌がりました。
痺れた足を触られそうになった瞬間にブチ切れそうになるのと同じ感覚でしょう。
触ろうとしたら元気にガウガウ言ったから大丈夫!と安易な判断は禁物。
お腹が痛くなる原因
腹痛は胃腸炎や急性膵炎などの病気が原因で起こる場合と、精神的なストレスで起こる場合が我が家の2匹にはありました。
病気は上で説明した通りですが、チヨちゃんはお腹だけでなく心も繊細だったので、1歳下のたみを迎えた時、お留守番が長かった時、何だか嫌になっちゃった時…ちょっとしたストレスですぐに祈りのポーズ&下痢をする犬でした。
犬も年を取るとだいぶ図太くなるのか、シニアと呼ばれる年齢になってからはメンタルがすごく強くなり、ちょっとやそっとじゃ心が折れることはなくなりましたが。
頻繁に腹痛を起こし、病院で検査をしても異常が見られない場合は生活環境を見直してあげるのもひとつの手かもしれません。
お腹が弱い子におすすめのサプリ
薬の副作用などでどうしようもないユルユルの下痢の時は、病院で下痢止め(ディアバスター)を処方していただいていますが、普段はお腹のサプリを与えています。
お腹の調子を整えるといってもサプリによって少しずつ違うので、その時の状態に合わせて選ぶと良いですね。
アレルギー体質だったり、投薬治療をしている場合は獣医さんに相談してから使用を開始することをおすすめします。
人間用の整腸剤
犬に猫に子供に、お腹のトラブルにはとりあえずビオフェルミン(細粒・人間用)、ミヤリサンを常備しています。
サプリではなく薬ですが。
人間用の用量が記載されていますが、私は乳児の半分くらいの量をご飯に混ぜて与えています。
善玉菌の餌となるケストースも併用。
キューテック
ビオフェルミンでもいまいちお腹が整わない&ウンチが緩めな時に使って良かったのは、キューテック(終売)。
腸内の善玉菌の餌となるサプリで、大腸の広い範囲で善玉菌の増殖を助けてくれます。
キューテックは動物病院で教えてもらい、その後はネットで買って常備しています。
チヨの場合はお腹が緩めだなーと思った時に2,3日続ければいい形のウンチが出るようになりました。
腎不全治療中のたみもお腹緩めな時に使いますが、今のところ数値に影響はありません。
アニマストラス
市販のフードですぐに下痢をしていたチヨが、アニマストラスを与えるようになってからはどのフードも下痢をせずに食べられるようになりました。
病気でもないのにどうもお腹が弱くて整腸剤を飲ませてもダメなんだよなーという時は、試してみても良いかもしれません。
今まで私は腸内環境がどうたらこうたらと言われても、ただサプリを売りたいだけだろ?と思っていました。
しかしたみが腎不全になり治療を始めると、「腎臓で処理しきれなかった毒素を腸内でどうにかしよう」という流れになり、投薬だけでなくお腹のサプリも追加されるようになりました。
お腹の調子が悪くなくても日頃から腸内環境を整えておくことはとても大切で、
犬にサプリって…
なんて馬鹿にしていた私が、今はサプリのおかげで老犬たちの健康を維持するようになりました。
お腹の調子が悪いのって人間でもなかなか辛いものがあるので、チヨたみの場合は毎日のご飯だけでなく整腸剤やサプリメントを導入してみて良かったです。