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犬の腎不全と部分発作と心臓と甲状腺の治療
腎不全治療中のたみは1年半ほど前から部分発作を起こすようになりました。
発作の頻度はまちまち。
2,3か月空く事もあれば、2週間しか空かない事もありました。
しかし1ヶ月前、毎日、しかも1日に何度も起こすようになり、これまで頓服として使っていたレベチラセタムを毎日服用する事になりました。
たみはレベチラセタムの量を細かに調整しないと過剰反応を起こし、フラフラになってしまいます。
そのため現在は体重換算の半量を飲ませています。
で、この部分発作の原因は、よく分からない。
おそらく脳に何らかの疾患があり、そのための神経症状だろうとのことですが、麻酔をかけられないのでMRIでの確定診断が出来ないため頭蓋内疾患であろうと想定した上での対処療法を行っています。
先日(2018年12月)受けた血液検査では、半年ごとの健康チェックを兼ねて全身の数値を測りました。
そこで気になったのが甲状腺の数値。
- T4(基準値1.0~4.0)が1.1
- c-TSH(基準値0.05~0.42)が0.47
T4は基準値の下ギリギリ、c-TSHはごく僅かですが基準値を上回っています。
これがガッツリ基準値から外れると「甲状腺機能低下症」となるわけですが、数値だけ見るとそうでもない。
気になりつつも特に獣医さんから話もなかったのでスルーしていたのですが、甲状腺機能の低下が原因で部分発作や前庭疾患が起こる事があるという情報をいただき、やはり気になるなと思い始めました。
甲状腺機能低下症の症状としては、
・ 元気が無くなり、動きが鈍くなる
・ 嗜眠(しみん:睡眠を続け、強い刺激を与えなければ目覚めて反応しない状態)
・ 顔つきがぼんやりしている
・ 暖かい季節でも寒がる、低体温
・ 肥満(基礎代謝が低下するため)
・ 脱毛(体幹部や尾の脱毛が多い)
・ 皮膚の色素沈着(皮膚の色素が黒く変化する)
・ 徐脈
・ 神経症状(発作や運動失調など)
そこそこ当てはまるの(肥満どころか激痩せしてるところ以外)。
気になったので獣医さんに相談してみました。
獣医さんの回答は、
- 数値だけ見ると治療をしようという段階ではない
- 甲状腺機能低下症が原因で神経症状が出ることはごく稀
- 神経学の先生は甲状腺機能低下による神経症状を否定しがちだが、内分泌の先生は肯定することが多い
- たみの神経症状の原因が甲状腺である可能性は0ではない
また、甲状腺の治療薬については
- 甲状腺の薬は心臓にも腎臓にも負担をかける
- ホルモンの薬は少し飲んで効いたらやめるという薬ではないので、この先のコントロールが難しい
- 現時点で高血圧であり、降圧剤を服用してやっと下げている状態での投与は特に慎重にしなければならない
- たみはどの薬に対しても過敏なので、試しに1週間飲ませてみるとか、規定量の10分の1から始めるなどしてみてもどう反応するか分からない
- 腎臓、心臓が今よりも弱った時に、甲状腺の薬が更に負担をかける可能性もなくはない
甲状腺の異常はたみの神経症状の原因としてなくはないけれど、可能性としては下の下。
私が希望すればどう作用するか試す事は出来るけれど、獣医さんの立場からするとあまりやりたくはないとのことでした。
甲状腺が原因となっている可能性が少しでもあるのなら治療をしたいと思っていました。
その理由は目眩や発作から解放させたかったから。生活の質を今よりも上げて、穏やかに暮らさせてやりたかったから。
それ以外の理由はありません。
可能性があるのなら治療をしたいと思っていましたが、天秤にかけてデメリットの方が大きいなら治療を選択する事は出来ません。
何とも悩ましい感じですが、ひとまず次回の腎臓の血液検査の際に甲状腺の数値ももう少し詳しく調べてもらえることになったので、その結果を待ってみようと思います。
獣医さんは「たみちゃんの体で一番守りたいのは腎臓」と言います。
それは私も同じ。
腎臓を守るために血圧のコントロールをして、心臓にも効く薬を飲んでいます。
出来ることなら現時点では命に直接関わることのない部分発作の薬(レベチラセタム)はやめてしまいたいくらい腎臓を第一に治療をしています。
ただ、苦しませながらの延命は望まない。
なかなか難しい問題ですが、信頼出来る獣医さんと相談の上、今後の治療を考えていきたいと思います。
甲状腺の検査結果についてはまた追記します。
甲状腺の検査結果
甲状腺の検査結果が出ました!
結果からいうと問題なし。
甲状腺機能低下症の可能性は除外して良いとの事でした!