猫の胃腸炎で泡・嘔吐が止まらない時の自宅ケア【3日間の看病記録】

テツ子(9歳)が胃腸炎を発症。食欲廃絶、食べさせても飲ませても泡を吹いたり吐いたりの2日間。
「猫 胃腸炎」で検索しても出てくるのは獣医師監修の症状解説ばかりで、私が知りたかった「こんな時お母さんはどうするのか」という情報が見つからず、心細く…。
いつか私みたいに困った人が読むかもしれない看病の記録を残しておきます。
※発症時のリアルタイム記録ははてなブログで公開しています

猫の胃腸炎発症から回復までの経過
2/9、テツ子は健康診断で
獣医さんもしかしたら今流行ってる胃腸炎になるかも?
と恐怖の予告をされていました。


まさか現実となるとは…
胃腸炎発症から完治までの経過
前兆は2/11夜、何となく食欲がないことと、食べさせると口をクチャクチャする。
口内炎?と思って口腔内を見たものの口内炎も歯茎の炎症もなし。
そして翌朝から…
2/12(1日目)
朝から食欲なし。限りなく下痢に近い軟便。
流動食、カロリーエース、i/d療法食、すべて嘔吐。
嘔吐以外に泡がどんどん出てきて、可哀想。
どうしてあげたら良いのか分からない。


水分も摂れないため、夜に自宅で皮下点滴80ml。


初めての点滴なのに無抵抗でぐったり…
可哀想。
2/13(2日目)
朝も泡がどんどん出る。
この様子ではセレニアを飲ませても吐きそうなので動物病院を受診。
胃腸炎と診断。
セレニアを皮下注射、処方薬をもらう。
帰宅後、少量を食べさせては大量の泡を出し続ける。 点滴100ml。
寝てる間にも気持ちが悪くなるようで、突然起きて大量の泡を出しながら困った様子で歩き回ったり、挙句大量に吐いたり。


しんどすぎて身の置き所がないような感じ。
可哀想。
絶食が続くと肝リピドーシスも心配なので、隙を見て少しでも口に入れるようにする。
泡が大量に出た時も、泡が一瞬静まった隙にウェットフードやちゅーる的なものを飲み込ませると気持ち悪そうにはするものの泡は止まるような気がする(大量に吐くこともある)。
2/14(3日目)
朝、自分から「ニャー」と鳴いて歩いてきた!
ウェットフード完食、吐かない。
夕方には自分からドライフードを食べに来た。ほぼ回復。


よかったーT_T
動物病院での診断と処方
2/13の診察の結果、熱はなし。
2/9の検査時に「流行中の胃腸炎にかかるかも」と予告されていた通りの胃腸炎と診断。



他の患者さんは回復に1週間程度かかっている



ワクチン接種済みの猫も感染している



同居猫への感染は個体差がある
- セレニア錠16(2/13は皮下注射、2/14以降吐き気が続く間は1日1回1/2錠)
- ファモチジン(1日1回1/2錠、8日分)
- リフレックス(食欲増進剤)8日分
- ソルラクト(1日1回100ml)
- ディアバスター(様子を見て1日2回1錠 ※自宅にあったので今回は購入せず)
胃腸炎の猫の家でのケア
テツ子は病院嫌いなので、2/13の受診の際「この診察で一度整えて、あとは自宅療養出来るようにしたい」とお願いして、胃腸炎以外の疑いがないかどうか確認、制吐剤の皮下注射、対症療法のための薬の処方をしてもらいました。
しかしまぁこんなに具合が悪くなるのは初めてで、何をしてあげることが正解なのか分からない。
余計なお世話はしたくない。
どうしたものかと悩みつつ、こうして良かったと思ったことを記録しておきます。
胃腸炎の猫の食事
胃腸炎ピークの1,2日目は何か食べさせれば泡を出す、何も食べさせなくても泡が出る、長時間の絶食は猫にとっては肝リピドーシスのリスクもあるため少しずつでもお腹に入れておきたい。
というわけでホームセンターに走りました。
高栄養食、流動食、スープ的なもの、ちゅーる的なもの(ちゅーるはあまり好きではないので、「的なもの」)など色々と買い込み、セルフレジで会計中に店のポイントカードの勧誘をされまして、客が何買っててどんな状況なのか少しは観察・推測することも大事ですよねと思ったりして。
今回試したものの中で特に役に立った食べ物は、ヒルズの療法食「消化ケアi/d」と「ピュリナワンキャット健康免疫サポート総合栄養食まぐろペースト」。
この2種類は騙し騙しどうにか食べさせることが出来ました。


ヒルズi/dは普通のパテとシチュー缶がありますが、今回は具が入っているシチュー缶よりも練って与えやすいパテの方。
小さいお皿にお湯をほんの少し。


一口分に収まるように整腸剤も混ぜてスプーンで口に入れてあげます。
ピュリナは普通においしいみたいで、食欲がない中でも自分から舐めようとする素振りも(ピーク時は気持ち悪さが勝って舐めようとするものの舐められなかった)。同居猫とらじも気に入った様子なので回復後も定番のおやつになりそう。
滑らかなペースト状なのでシリンジでも与えられました。
使ってるシリンジはニプロの中口10ml。
今回の胃腸炎で一番困ったのがこの泡。
顔を拭かれるのも鬱陶しいようで、困った様子であちこち向いたり歩き回って最後は大量嘔吐したり。
この時に比較的有効だった対策が、「泡が収まった一瞬の隙にちょっとだけ食べさせる」だった気がします。
いくつか試した食べ物の中には余計に泡が出てくるものもあったので、比較的抵抗が少なかったピュリナとi/dには本当に助けられました。
水分補給
胃腸炎の大敵、脱水が怖かったのでウェットフードで出来るだけ水分を摂らせる努力はしました。
が、大量嘔吐で水の泡…
そんなわけでテツ子には皮下点滴も実施。
事前に獣医さんに相談して、健康診断の時の体重5kgなら100ml入れれば良いと教えてもらってありました。
テツ子はとらじと違って普段は俊敏なので、いつかテツ子に点滴する日が来たらウネウネ逃げて大変だろうなぁなんて思っていましたが、点滴が必要なほどのテツ子は弱りすぎていて可哀想。
何の抵抗もなく保定もいらずでした。
参考までにとらじに点滴を始めた頃の記事を貼っておきます。


薬の調整
今回処方された薬はセレニア(制吐剤)、ファモチジン(胃酸分泌を抑制)、リフレックス(食欲増進剤)、ソルラクト(皮下点滴用)、自宅に余っていたディアバスター。
対症療法ということで、様子を見て薬の使い方を調整しました(必ず獣医師に相談してください)。
吐き気が強かった2日目はセレニアは病院で皮下注射、3日目は飲み薬(苦いのでオブラートに包んで確実に喉の奥に落としてからとろみのあるものを飲ませる)。


セレニアは吐き気がなくなった4日目以降は中止。
ファモチジンも吐き気と泡を吹くことがなくなったら中止。
整腸剤(家でいつも使っているもの数種類)は初回の💩が出るまで継続。
リフレックスは結局使わないまま食欲が出たので良かった。
同居猫への感染予防
今回テツ子への対処は結果的にそれなりに出来ていたような気がしますが、なかなか難しかったのが同居猫への感染予防。


舐め合いは避けるようにしたものの完全隔離は間に合わず。
おまけにテツ子があちこち吐いて周るのでどうしようもない(とらじへの感染の有無は今のところ様子見)。
とりあえず犬にうつる病気じゃなくて良かったなと思いつつ、とらじに感染していないことを祈るばかり。
猫の胃腸炎、本当に可哀想
ずっと大きな病気をせず、つい先日の健康診断の結果も良好。
そんなテツ子がこんなに具合悪そうにするなんて本当に可哀想で…。
具合が悪くても「大丈夫?」と話しかけると律儀に「ゴロ~…」と音を出してくれるテツ子が3日目の朝「ニャ~」と自分から話しかけてきてくれた時の喜びT_T
治るまで大体1週間、それ以上かかる子もいると聞いていたのでテツ子の場合はこれでも比較的早く回復したのだと思います。



今流行りの胃腸炎、まずは食欲廃絶から始まるのが特徴
と聞いていたとおり、嘔吐下痢などの分かりやすい症状の前に本当に食欲ゼロになることも驚きました。
胃腸炎の時はちょっとご飯抜いてお腹を休ませて~みたいな犬の看病とは違い、絶対お腹の負担だし気持ち悪いだろうに猫には食べさせないといけないというのも辛かったかな…。
使わずじまいだったけど、食欲増進剤をもらっておけたのは私の気持ち的にも良かったと思います。
今回はテツ子に回復する力があったので良かったけど、こんな可哀想なことは二度と起きてほしくない。








