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猫の里親になった時の話【費用・流れ・注意点】

猫 里親

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2015年秋、犬たちがお世話になっている美容院で1匹の子猫に出会いました。
やけに物憂げな表情で、魅力のある子猫。

地元の猫の里親団体から頼まれて店先で里親募集をしていたものの、後ろ足が悪くて普通には歩けないこの猫は、なかなか引き取り手が現れませんでした。
一度は他の家に引き取られたのの、先住犬がストレスで体を壊してしまい出戻りしたのだとか。

当時私は「拾ったら飼っちゃうよね」くらいの気持ちではいましたが、今このタイミングで猫を飼いたい!とは全く考えていませんでした。
これまでも里親募集中の猫はたくさん見てきたのに、引き取ろうと思ったことはありません。

それなのにこの猫と出会った瞬間、「この子をうちの子にしよう」と決めました。
出会いって不思議なものです。

そんなわけで子猫!というほど子猫ではない大きさ(生後2~3ヶ月)で、2015年11月に我が家にやってきたこの子。
不自由な後ろ足なんて気にならないくらい強く育ってほしいという願いを込めて、「とらじ」と名づけました。(とら=ネコ科で強そう)

目次

猫の里親になった時の流れ

とらじを管理していたのは地元の里親団体だったので、引き取ると決めたからといってすぐには連れて帰れませんでした。

犬の美容院から里親団体に連絡をしてもらい、後日団体から私に確認の電話。

その時に「…え?犬飼ってるんですか?」と、ちょっと渋られたりしましたが、まぁそこは長年付き合いのある美容院の紹介ということで我が家なら大丈夫だろうと判断されたのか、引き渡しの日時を約束して、直接家にとらじを届けてくれることに。

引き渡しの際、本来は実際に家の様子を見たり少し面談の様な事をするとのことでしたが、当日団体のスタッフの都合が悪くなったとかで美容院のお姉さんが代理で届けてくれて、玄関先でとらじを抱っこした証拠写真を一枚撮って引き渡し完了。

終生飼育することや完全室内飼いにすることなどが書かれた承諾書だったか誓約書だかにサインをしました。

ちなみに譲渡費用は5,000円
うちの前にとらじを引き取った方がとらじのために購入したケージとキャットタワーも一緒についてきました。

猫の里親になってすぐにしたこと

とらじは基本的な健康診断や駆虫、1回目のワクチンは完了していましたが、飼い主ですから引き取ったらとりあえず動物病院へ。
病院では健康診断と2回目のワクチン、去勢手術の相談などをしました。

順調に大きくなれば翌週には2回目のワクチンをする予定でしたが、ここで事件が…。

健康診断の数日後トイレに入って唸り出したとらじ。
オシッコが出ないの!?と慌てて病院に連れて行くと、なんと便秘でした。

後ろ足が悪い事は承知の上で引き取りましたが、予想外の便秘とは…。

とらじはその後も元気は元気なのですが、便秘や特発性膀胱炎、瓜実条虫騒動など、度々騒ぎを起こしてくれます。

1とらじ=5,000円とすると、最初の1,2年のうちに去勢手術や健診以外で10とらじ以上の医療費がかかっています…。

更に2019年秋には左腎臓萎縮・右腎臓に結石が発覚。片方の腎臓だけで頑張っていることから慢性腎臓病と診断されました。

とらじの医療費は更に高額になり、2022年現在は腎臓のケアのため毎月の通院と検査。
毎日の投薬と定期的に自宅で皮下点滴を行っており、何事もなく落ち着いて過ごせていても毎月の医療費2万5000円+療法食・サプリメント代=8とらじ(約4万円)ほどかかっています。

ちなみにこのようなとらじなのでペット保険はお断りされました(同居猫テツ子は入ってます)。

それでもとらじは我が家の王子。
食事やトイレの介助が必要でも維持費がどんなにかかってもこれからも温室でぬくぬく暮らしてもらうつもりです。

先住犬と猫の関係

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とらじを迎えた当時、我が家には犬(パピヨン)が2匹、うずらが1羽いました(とらじ加入後、更にインコと猫が1匹増えました)。

そこに猫が加わると大騒動!?と、少し不安でした。
とらじは我が家に来る前に別の家で先住犬に受け入れられなかった過去もあります。

特に我が家の一番年上の犬、当時14歳のチヨはとても神経質。

1歳下のたみを迎えた時、たみをケージから出す度にトイレに駆け込み下痢してたし、長時間の留守番でもお腹が痛くなるし、長女がお腹にいる時は毎晩オネショをするようになったこともありました。
その後長女・次女が生まれ…「どんな生き物が増えようがご飯と自分の場所さえあれば関係ない、アタシが一番偉い」と、達観してしまった様にも思えますが、やっぱり繊細なチヨちゃんがどんなリアクションをするのかとヒヤヒヤ。

そんな私の心配をよそに、とらじを家に迎えたところでチヨちゃんは全くの無反応。
自分のテリトリーで騒がしくされると怒りますが、普通に暮らしている分には何も問題ありませんでした。

チヨちゃんは怒る時はバシッと怒ってくれます。

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偶然同じ模様の2匹です。

とらじはこうして「チヨ様にちょっかいを出してはいけない」という家のルールを叩き込まれ、上下関係も学び、おやつが欲しい時はお手とお座りが必須という芸まで覚え、犬中心の我が家に馴染んでいきました。

後から犬が増えたら…?

チヨたみ亡き後、我が家は雑種の中型犬つるちゃん(2020年生まれ)を迎えました。
生後2ヶ月と子犬とはいえ中型犬なので迎えた時点でチヨたみより大きい…。

でもまぁ大丈夫でしょと思っていましたが、子犬のつるちゃんが猫達と距離をとれるようになるまでは少し時間を要しました。

つるちゃんが成犬になっても、チヨたみと同じようにぴったり一緒にいることはなく、「とらじ&テツ子」「つるちゃん」といった感じに分かれています。
それが彼らの適切な距離感なのかなと。

猫同士は…?

このように犬(チヨたみ)と猫の同居はすんなりいきましたが、猫同士はそう簡単にはいきませんでした。

とらじを迎えてちょうど1年後、とらじよりも半年程若い新入り猫・テツ子が我が家に加入しました。
テツ子が家にきてからの1,2週間は、とらじの穏やかな性格からは考えられないほどの威嚇の日々。

我が家の場合犬と猫の同居は何も問題なくスタートしましたが、チヨとたみ、とらじとテツ子の同居スタートの様子から考えて、犬同士・猫同士はお互い意識し合うものなのかもしれません。

里親になる際、もし先住がいる場合は慎重になった方が良いと思います。


私はとらじと出会い、初めて「猫の里親」になったわけですが、偶然拾ったとかペットショップで購入するケースとはまた違い、猫を飼う事には変わりないのに何だかすごい重い責任を感じました。

保護された野良猫をわざわざ引き取るのだから絶対に不幸にしてはいけないというプレッシャーだったのか何なのか…。

特にとらじは介助が必要なハンデのある猫なので、ちゃんと飼育出来るのだろうか、見つかっていない疾患が他にもあるのではないか(本当にまぁたくさんあったけど)という不安もあり、本当に引き取って良いのだろうかと正直少し悩みましたが、今では我が家に欠かせない存在。新入り猫の面倒も引き受けてくれる優しい兄猫に成長しました。

とらじとの素晴らしい出会いを受け入れて、家族になれて本当に良かった。
おっとりしていて女子勢に押されっぱなしだけど、我が家になくてはならない存在です。

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