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アゾディル(犬猫の腎不全用サプリ)飲ませ始めました

2018年3月28日

急激に体調を崩して(BUN162)余命宣告されつつも病院での治療と家でのケア、たみの持ち前の腎臓力(?)のおかげで立ち直り、迎えた腎不全の治療2年目の春。
それまで30~40台で維持していたBUNが50、クレアチニン2.3と、数値が上昇しました。

クレアチニンは昨年の夏に余命宣告された際に2.2になって以来、初の基準値超えです。

皮下点滴、食事療法、投薬、サプリ、自宅での2時間おきの強制給水など出来る事は全てやっているので、獣医さんもあとは

先生
たみちゃんの様子を見ながら方法を模索していくしかない

という状態。

そして昨年の夏と違うのは、点滴などの積極的な治療をする中で数値が上がったということ。
これは腎不全が進行していると考えなければいけません。

そこでひとつ先生から提案があったのが、新しいサプリアゾディル

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アゾディルは2017年末に日本で認可されたまだ新しいサプリで、周りの腎不全仲間から聞くと「アゾディル?何それ?」な獣医さんもまだ多い様ですが、アメリカでは既に腎不全の治療に積極的に使われています。

アゾディルは3種類の善玉菌(ストレプトコッカス・サーモフィルス(KB19)、ラクトバチルス・アシドフィルス(KB27)、ビフィドバクテリウム・ロンガム(KB31))が腸管内の窒素老廃物を栄養源として代謝する仕組み

腎機能が低下すると、腎臓で濾過しきれずに血中に留まった老廃物が腸管に流れ込み、腸管壁から再び吸収される悪循環で、体内に老廃物が溜まりやすくなります。

その老廃物を餌として代謝する善玉菌が入った腸溶性のカプセルがアゾディル。

この「腸腎連関」という考えは、人間の腎臓病治療でも有効であるとして研究が進められています。

既に日本で長く販売されているカリナールなども原理は同じです。

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腎不全治療中のたみ(パピヨン15歳)。 今年の夏に急激に数値が悪化&体調を崩して静脈点滴を行い、15歳という高齢でありながらも驚異の復活。 その後は週2回の皮下補液と食事療法で元気に過ごしています。 ...

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このアゾディル、実際にたみに与えて約1年が経ちました。
そもそも腎不全自体不治の病なので、どのサプリも対策も薬でさえも、「これは効いた!」という劇的な効果はなかなか感じられません。

そんな中でアゾディルは個人的に良い!と実感したサプリなので、ちょっとご紹介します。

アゾディルを犬に与える際の難点

まず最初にアゾディルの難点をひとつ。
小型犬や猫に与えるにはカプセルがちょっと大きい

↓比較画像。
上が腎不全でよく使われるACE阻害剤フォルテコール。
下がアゾディルです。

実際のカプセルの大きさは、腎臓の薬、フォルテコールよりも一回り大きいかな?
強制給餌生活に慣れているたみにはそのまま口に放り込めていますが、小型犬だと好物などで包んで誤魔化せばどうにか食べてくれるかもしれないギリギリなサイズです。

飲まされるのを嫌がる犬猫が多いそうで、獣医さんは「出来る事ならアゾディルをどんどん飲ませたいのに難しい」と言っていました。

このカプセル、なかなかしっかり頑丈で途中で溶けることなく腸まで届く仕組みに入っています。
腸まで届かないと意味がないので、カプセルから出してご飯に混ぜるのはナシだそうです。

というわけで食事の1時間くらい前にカプセルのまま飲ませないといけません。

アゾディルの飲ませ方について

アゾディルの飲ませ方についてお問い合わせをいただくのでご紹介します。

といってもたみの場合は口を開けて喉の奥に放り込むだけ(前後にシリンジで水を飲ませます)

 

私は単なるアゾディル利用者なので、この方法で飲まない場合の得策はなんとも言えません。

ピルポケットを使うとか、腎臓用のウェットフードで包んで飲ませるとか、肉で包むくらいなら野菜で包んで飲ませるとか、試行錯誤するしかないかなと思います。

先日待合室でお喋りした飼い主さんはピルポケットで与えていると話していました。
「あの白いサプリすごいわね!」と言っていたので、ピルポケットを使っても、私と同じく効果を実感しているのだと思います。

用量は体重3.1kgのたみは朝夕1カプセルずつ。保存は冷蔵庫で。

アゾディル服用後の血液検査結果

そして肝心のアゾディルを服用開始後の血液検査の結果は、以下の通りです。

(アゾディル開始前)
51mg/dL(2018年3月)

50mg/dL

(アゾディル開始1週間後以降の検査)
42mg/dL 

40mg/dL

35mg/dL

40mg/dL

34mg/dL



23mg/dL(2019年1月)

このように一度上昇したBUN(尿素窒素)の数値が一定まで下がり、長期にわたり維持できるようになりました。

※詳しい血液検査の記録は以下の記事をご覧ください。

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アゾディルの他に週2回の皮下点滴とシリンジでの強制給水を行っていますが、それはアゾディル開始前から続けてきたこと。

アゾディルを始めてからは今のところBUNの値をそれなりに保てているので、「アゾディルいいかもしれませんねー」と診察室で盛り上がりました。

ネフガードのような吸着剤とは違うので、他の薬やサプリとの飲み合わせは特に気にしなくて良いとのことでした。

アゾディルの価格(病院・通販)

そして気になるアゾディルのお値段。
これが高い。

かかりつけの動物病院での価格は1錠160円(+処方料)でした。

楽天では90カプセル入りが12,000円ちょっとで売ってますね(1錠あたり140円くらい)。

【あす楽】【要冷蔵:クール便】【アゾディル】【90カプセル】※クール便代込みの料金です【Azodyl】【日本全薬】【ベトキノール・ゼノアック】

続けて飲むならかかりつけの獣医さんの許可を得て楽天で買った方が長期的にはお得です。

ただ、カプセルが大きくて飲んでくれるかどうか分からないので、まずは病院で数カプセル分けてもらって試してから瓶で購入した方が無駄がないかなと思います

たみは2週間分出してもらい、飲めるかどうかの確認と血液検査の結果を見てから継続して飲ませることに決めました。

アゾディルは本当に飲ませて良かったサプリです。
興味のある方は獣医さんに相談してみてください♪

【参考】
Mark Rishniw, and Susan G. Wynn, “Azodyl, a synbiotic, fails to alter azotemia in cats with chronic kidney disease when sprinkled onto food,” Journal Of Feline Medicine And Surgery, vol. 13, no. 6, pp. 405–409, 2011.
Sawale, Somesh Athmaram, “Studies on Therapeutic Management of Renal Failure in Dogs,” 2015.
三島 英換,阿部 高明(2017).見えてきた腸腎連関の存在 日本内科学会雑誌第,106(5),919-925.

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