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SDMA、犬の数値の変動と腎不全の症状について
2016年春に尿検査と血液検査で初期の腎不全と診断され、治療を開始しました。
その後サービスが開始したばかりのSDMAという検査で確定診断を受け、その後も半年に一度SDMAを計測しています。
SDMAについては検査機関のサイトにとても詳しく書いてあります。
診断や治療についても分かりやすく解説されているので一度読んでおくことをおすすめします。
で、2年前は20台(正常値は14以下)だったSDMAの数値がジワジワと上がり続け、治療開始から3年経った2019年3月の血液検査では、「65」まで上がっています。
一緒に上昇したBUNクレアチニンに気を取られてスルーしてしまったのですが、SDMAが65って相当高いんじゃないの?と気になり始めました。
検査機関のサイトのよくある質問には、
22. SDMAの顕著な上昇は何を意味していますか?
参考基準範囲 (>14 μg/dL)より高値であれば、どの程度の上昇であっても意味があると考えます。大部分
の初期腎臓病の動物では、SDMAは15–20μg/dLを示します。腎機能の低下とともにSDMAは上昇するので、
より進行した病期では、SDMAは20μg/dL以上の高値を示します。多くの場合、この時点ではクレアチニン
の上昇も認められます。50μg/dL以上の極めて高値は、全検査検体中の1%未満であり、本アッセイの測定
の上限は100μg /dLです。IDEXX SDMAよくあるご質問集より
!!!
50で極めて高値!全体の1%未満て…。
たみの腎臓がヨボヨボなのは超音波の結果からも、長い治療期間からも分かっていましたが、心配になって獣医さんに聞きました。
ですよね。
かかりつけの病院は地域でもかなり大きな病院で、患者さんもとても多いのですが、その中でもたみほど高い数値を叩き出す犬猫はいないとのこと。
1位はたみで65、2位以下は40台だとか。
ぶっちぎりの1位です。
で、こんだけ高いとどうなるの?ちょっとどうなるの?と挙動不審な私に獣医さんは、
- SDMAが上がったから、ではこれを始めましょうという治療はない
- SDMAは一日の中でも数値が変動する
- 絶食下で行う朝の血液検査は特に上がりやすい
- たみの場合、これから見ていくべき項目はクレアチニン、リン、カリウム
- 痩せて筋肉が少ないたみは進行してもクレアチニン(筋肉量によって数値が増減する)はあまり上がらないかもしれないので、リンとカリウムは毎回チェックしておいた方が良い
と教えてくれました。
SDMAぶっちぎり1位のたみですが、慢性腎不全の症状として挙げられる
初期は無症状な期間がありますが、その後、飲水量が増え、尿量が増す多飲多尿の状態となります。また、体重減少や嘔吐、貧血などの症状がみられ、尿毒症まで発展すると元気消失、嘔吐、下痢、痙攣などの神経症状も引き起こします。
以上のような症状は、体重減少以外はまだ特に見られません。
腎臓は末期にならなければ症状が出ないと言われるので、これだけ頑張れているのはたみの腎臓の頑張りと、治療と日常のケアの成果と言えるでしょう。
たみちゃんの腎臓がどこまで頑張れるか、腎臓で処理しきれなかった毒素をどこまで軽減できるか、点滴による負担に心臓がどこまで耐えてくれるか。
正直なところここまで来ると先の予測が出来ないし、現状は綱渡り状態だと思います。
出来るだけの事をして、穏やかに頑張れたらいいなと思います。
たみの治療や日常のケアについては以下の記事も参考にしてください。