サイトメンテナンス中のため一部の表示が乱れています。ごめんなさーい!

犬の皮下輸液を自宅でするって!!方法を教えてもらいました【動画あり】

※当サイトでは実際に使用した商品・関連商品の紹介にAmazon・楽天・Yahooショッピング等へのアフィリエイトリンクを貼り、読者の皆様へ負担をかけない形でサイトの維持運営費を捻出しています。ご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します。

腎不全治療中のたみ。自宅で皮下点滴を行っています。
点滴を始めて約2年間は診察も兼ねて通院で点滴をしていましたが、認知症が進行し、待合室で長時間待つのが苦痛になってきた様子なので、自宅での点滴に切り替えました。

たみの点滴はその時の数値によりますが、基本的には125mlを週3回。
心雑音があるためこれ以上増やしたくないなといったところ。

血液検査の結果ではカリウムがやや高いのですが、輸液はカリウムの入ったソルラクト
これは様々な意見がありますが、かかりつけの先生によれば生理食塩水に変更する必要はないとのことでした。

腎不全の治療で皮下点滴をする場合はソルラクトだけを点滴する事がほとんどですが、たみはシアノコバラミンというビタミンB12も添加します。
これは神経症状緩和のための治療ですが、貧血にも良いのではないかな?と個人的に思っています。

点滴に使用する針は、21Gの翼状針。
少し太い19Gを使っていたこともありますが、長期間の治療と痩せた事で刺さりにくくなってきたので細い21Gに変更しました。19Gの方が断然早く終わりますが…。
(毎日~1日おきの点滴をするようになり、更に細い23G針に変更しました)

ちなみに針の太さだけはこれだけ違います。
太すぎる気がする…という場合は先生に相談してみると良いかもしれません。

点滴を始めた当初、どうやってやるの~?と検索しまくったので、ここで一通りポイントなども交えてご紹介します。

目次

犬の皮下点滴の方法

点滴の方法(針を刺すところ~終わり)は動画で見ていただいた方が分かりやすいと思うので、4倍速くらいの一部始終をどうぞ↓

動画の内容

加圧バッグをある程度膨らませておく→消毒→針刺す→クレンメ開ける→液が漏れてないか確認→膨らんできたら一度クレンメを閉じて点滴を止める→チューブから針を外してシアノコバラミン注入→針を戻してクレンメを開ける(点滴再開)→1/2袋で止めるため、最後は加圧バッグを開放して規定量まで手で絞る→針抜く→止血

シアノコバラミンは点滴を始める前にアンプルから注射器に移しておき、輸液がある程度入った段階で一度クレンメを閉じて点滴を止め、注入します。

参考までにあと2つくらい点滴動画をご覧ください。

点滴のチューブは1ヶ月ごとに交換(と病院では言われましたが、不安なので輸液1パックを使い切るごとに交換しています)、翼状針とシアノコバラミンを添加する際の注射器は毎回使い捨てです。

針が鈍くなるので針を刺し間違えた時も交換するという意見もありますが、私は2回くらいならそのまま刺し直します。
動物の方が大人しくしているにも関わらず3回も4回もやり直すくらいなら病院でもう一度レクチャーを受ける事をおすすめします。

針の刺し方は「下向きに斜め45度」と教わることが多いですが、それよりも気持ち下向きに60度くらいでいいんじゃないかな?と思います。
私の場合、「45度…」と思ってやると大抵皮膚の反対側に突き抜けて漏れます。
私の中の45度が実際は30度くらいなのかもしれませんが…。

点滴セットは病院で購入しますが、加圧バッグと消毒液は自分で用意しています。

現在通院は何事もなければ隔週の診察のみ。
実際に自宅点滴に切り替えてみて、驚くほど楽になりました。

通院では頻繁に診察してもらえる安心感があり、それがなくなったのは多少不安ではありますが、認知症が進行して待ち時間イヤイヤなたみの負担を減らせたことが何よりも良かったと思います。

病院から勧められてはいるものの、自分で出来るかな?と不安な場合は、獣医さんや看護師さんに保定してもらって完璧に刺せるまで通院を続けてからの自宅点滴デビューも大いに結構。

私自身、2年前に書いた以下の記事のように最初は狼狽えてましたから(笑)

過去の記事

以下はこの記事を最初に書いた2年前の初々しい私が点滴にオロオロしていた過去の記事です


腎不全治療中の犬たみ(15歳)。
定期検査に行ってきました。

前回上昇してしまったBUNは更に上昇…。
脱水の兆候も見られたので、皮下輸液も受けてきました。

今後自宅でも出来るようにしておくようにとレクチャーを受けた結果、私が初めて刺した針はたみちゃんの皮膚を突き抜けてしまったわけですが…。

腎不全血液検査の結果

今回の血液検査の結果は、以下の通りです。

BUN(基準値9~30):95mg/dL(前回60、前々回34)
Cre(基準値0.5~1.8):1.7mg/dL(前回1.6、前々回1.7)

BUNが上がってしまいましたが、クレアチニンは正常の範囲内。
今回リンは検査していないものの、獣医さんの見立てでは前々回正常値だったことからリンも変化はないだろうとのことでした。

気がかりだったのが脱水。
Clが基準値から若干外れ、123mmol/Lでした(正常値は109~122)。
脱水が続くと腎臓の状態も悪くなってしまうため、対策を練らなければならないとのこと。
ただ今回の脱水が食事によるものなのか、単に水を飲む量が少ないのか、腎不全の影響なのかははっきりとしないため、一度皮下輸液で脱水症状を抑えてから少し様子を見ることになりました。

前回の診察で脱水の症状が見られた場合、現在服用しているフォルテコールは一時中断した方が良いと聞いていたので、その件を質問したところ、現段階ではフォルテコールをやめるほどではなく、むしろ出来るだけ飲ませておきたいとのことでした。

2週間後、どうもボンヤリしているので病院に連れて行くと、BUNが162まで跳ね上がっていました。
これまで正常値だったクレアチニンもオーバー。
2日間日帰り点滴入院をした結果、BUNは34、クレアチニンも正常値に戻り、今後は週に2回程度皮下輸液をして脱水予防をしながら経過観察をしていくことになりました。

初めは病院で点滴を受けましたが、「自宅で点滴が出来るように覚えておいてください」とのことで、皮下輸液の方法を教えてもらいました。
まずは病院で獣医さんの指示の下、私が点滴の練習をして、その後は自宅での輸液を行っていきます。

犬の皮下輸液の方法

プリントをもらってきました。
実践もしてきました。

1回目は針を刺したは良いのですが、反対側に突き抜けてしまい、点滴が漏れた…。
「すみません、今日のところは看護師さんお願いします…」と、身を引き、最後に「何か疑問点などありますか?」と聞かれたので、「果たして私に出来るかどうかが大いなる疑問です…。」と答える私。
「痩せてる子はどうしても突き抜けやすいんです。僕らだって失敗しますよ。」と励ましてくれる獣医さん。

ポイントはテントみたいな形になるように皮膚を引っ張って刺すのだそうです。

すっかり怖気づいた私は、病院で点滴をする場合と自宅でする場合の値段の差を聞いたところ、病院は1回3,000円。
自宅なら1回目に購入する輸液セットが1,500円。セットは何度も使えるので、その後購入する輸液パックは900円台。

腎不全が進行していくと、いずれ毎日点滴が必要になる可能性があるので、今のうちに出来るようになっておいた方が良いとのことでした。

私に点滴なんて出来るのか…。
私が出来たとしてもたみちゃんが嫌がって暴れたら…と悩む日々。

寝てる隙にテントの形を作ってみて、あら?意外と出来そう?と思ってみたり。

猫の方がよく伸びて楽だな…と思ってみたり。

2回目の点滴修行では連日のイメージトレーニングの成果なのか、無事成功。
これからは自宅で点滴をしていきます。

一人で点滴をするので、加圧バッグを購入しました。

動物病院でも同じものを使っていたので、実際に使わせてもらったらやっぱり楽!
500ml用しか市販されていませんが、250mlの点滴でも使えました。

追記:その後自宅点滴に失敗

自宅点滴では元気に動いてしまうたみを一人で保定しながらというのは難しいので、病院に通うことになりました。
病院に連れて行き、獣医さんが保定して私が刺すという斬新なスタイル。

記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次