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腎不全と診断されて3年経ちました。治療と症状、これまでの経過など

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2016年4月に腎不全と診断され、治療中の愛犬たみ(パピヨン16歳)。

脳疾患や認知症など老化と共に他の疾患を抱えるようになりましたが、腎臓の調子は大きく崩すことなく、慢性腎不全と診断されてから丸3年が経ちました。

治療2年目を迎えたちょうど1年前、正直なところ担当の獣医さんも私も今日の日を迎えられるとは思っていませんでした。
たみの状態が極端に悪かったのではなく、腎臓病の犬の常識としてさすがに無理だろうなと。
あれから1年、本当によく頑張ったと思います。

しかし「腎臓の調子を大きく崩すことなく…」とは言いますが、間違いなく老化と腎不全は同時進行していて、体重も激減(3.2kg→2.2kg)。体調を観察しながら状態に合わせたケアを行って維持しています。

高齢なこと、脳疾患が進行していることから過度な希望を持ってこの先の事をあれこれ言うのは控えますが、苦しい思いや辛い思いをせずに穏やかに年を重ねてほしいということをいつも一番に願いながら、他の疾患の治療や老犬介護と並行して、腎不全の進行度合いや合併症に合わせたケアを続けていけたらと思います。

以下にこの1年のたみの症状や治療について記録していきます。

目次

腎不全治療3年目の様子

認知症や脳疾患が進行していることから、たみ自身はかなりヨボヨボになっていますが、ここでは腎不全に関連する点にある程度絞って記録しようと思います。

一年前と比較して変わったことは

  • リンの数値が上昇
  • 高血圧治療のため降圧剤(ノルバスク)の追加
  • 体重の減少
  • SDMAの上昇

以上。

BUN、クレアチニンは検査の度に多少差があるものの、ほぼ一定の数値を保ち、正常値の月もありました。

BUN60(2017.4)→42(2018.4)→44(2019.3)

Cre1.6(2017.4)→1.5(2018.4)→1.9(2019.3)

リン3.4(2017.4)→6.7(2018.4)→7(2019.3)

SDMA27(2017.4)→42(2018.4)→65(2019.3)

1年ごとの変化を見てみると、BUNは皮下点滴とアゾディルで保っていますが、リン吸着サプリ(レンジアレン)とリン吸着剤(ホスレノール)を使っても尚、下げる事が出来ないリンの存在感。
そしてSDMAの上昇が目立ちます。

クレアチニンに関しては筋肉量に左右されるため、痩せているたみの場合はそこまで目安にならないかもしれないとのこと。

私としてはあぁ進行しちゃってるなぁ…と思うわけですが、獣医さんや看護師さんからしてみたら3年もこの調子で維持していることの方がよく分からないみたいです。

そんなよく分からないたみの最近のケアについてまとめます

腎不全3年目の日常生活

食事はロイヤルカナンの腎臓サポート缶をメインに、毎日ではありませんが私とたみに余裕がある時は腎臓サポートリキッドや低たんぱく米を混ぜて流動食を作っています。

腎不全初期の頃に痩せてしまった時はキドナを使って復活しましたが、どうもキドナが体質的に合わなくなってきたようで吐いてしまうので今は与えていません。

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サプリメント

サプリメントは

  • アゾディル(BUN対策)
  • レンジアレン(リン吸着)
  • ネフガード(老廃物の吸着)
  • ペットチニック(貧血予防)
  • コエンザイムQ10(心臓・腎臓の保護)
  • ベジタブルエンザイム(消化をサポート)
  • メイベットDC(認知症・脳疾患対策)
  • ウルトラオメガ3(認知症・脳疾患対策)

食前に飲むアゾディルと、薬や他のサプリメントとは時間を空けて与えるネフガード以外は流動食に混ぜます。

ベジタブルエンザイムは腎臓食はたんぱく質でカロリーを補えない分、脂質が多くなっているので少しでも消化の負担にならないようにと使っています。

メイベットDCとウルトラオメガ3は認知症・脳疾患のために。
オメガ3脂肪酸は腎臓にも良いそうです。

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ペットチニックに関しては以下の記事に私の考えを書いてみました。

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処方薬

薬は

  • フォルテコール(ACE阻害剤)
  • ノルバスク(降圧剤)
  • ホスレノール(リン吸着剤)
  • メチコバール(ビタミンB12)
  • ガバペン(抗てんかん薬)
  • レベチラセタム(抗てんかん薬)
  • タケプロン(胃薬)

フォルテコールだけでは血圧が下がらないので、数ヶ月かけて血圧を確認しつつノルバスクを少しずつ増量しました。
現在はわりと落ち着いているみたいです。

自宅で落ち着いた状態で血圧を測れるようにペット用の血圧計を購入しました。

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ホスレノールはレンジアレンでもリンが下がらないため追加しました。
人間の腎臓病治療で使われているリン吸着剤です。
レンジアレンがまだ家に残っているので、併用しています。
獣医さん曰く、リンは6以下に抑えたいとのこと。

それから神経症状の緩和を目的に週2回の点滴にシアノコバラミン(ビタミンB12)を添加、メチコバールを内服しています。

ガバペン・レベチラセタム・タケプロンは脳疾患の薬です。
たみは胃は悪くないのですが、逆流性食道炎の治療に使われるランソプラゾール(タケプロン)は脳圧を下げる作用もあるとのこと。
神経系の薬に過剰に反応してしまうため、タケプロンの緩やかな効き目に期待して服用しています。

たみちゃんのお食事セットはこんな感じ。

最近は脳疾患の影響で一度にたくさん食べられなくなってしまったので、これを1日3食(薬は朝夕のみ)与えています。

シリンジはやっぱりワンラック注入器が好きみたいで、他のシリンジだと嫌がってしまいます。

お水は1日トータルで150ml~200ml位飲ませてるかな。
測ってないので大体ですが。

何が良いのか分かりませんが、大量に飲ませるので水道水より良いだろうとペット用の水素水を続けて使っています。

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6月には17歳の誕生日を迎えます。
この調子でゆるゆる頑張ってほしいです。

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