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犬の皮下点滴に失敗!諦めて通院することにした話
腎臓病治療中のたみ(パピヨン15歳)。
先日はぐっと数値が悪くなり、どうなるかと思いましたが、ここ2,3日はとても元気。
処方食はきちんと食べるし、水もちゃんと飲む(水はシリンジで追加で飲ませてる)。
何故だかここにきて調子が良くて、このところ目立っていたひどい目やにもほぼ止まりました。
そして今日から自宅での皮下輸液。
少し前の具合の悪さから想定して本当は昨日打つ予定だったけれど、あまりに元気だったので少しでも間隔を空けるためにも今日実施しました。
…嫌がる嫌がる。
自宅での点滴をとりあえず断念した
チューブや輸液パックなど輸液セットのうち、翼状針は使い捨て。
1回失敗したら処分です。
1回目、刺した瞬間に鳴いて逃げる。
1回目の2回目(針を変えずにすぐにもう一度)、保定していた手を噛んで逃げる。
2回目(時間をおいて針を変えて再挑戦)、今度は寝てる隙に…起きた…。
私の太い足で保定し、いざ刺した!首を後ろに曲げてヒャンッ!と怒る。
こっちは針を持っているわけで、危ない!と思ったら自分に刺さった…。
…痛てぇ。
こりゃたみちゃんだって嫌だよな。
病院ならがっつり保定してくれますが、家では私一人(+加圧バッグをシュポシュポする次女)で押さえて刺して嫌がられて…。
うん、病院に行きましょう。
たみは↑この通り、家ではボンヤリしていることも多いですが、自分の足で走る事が出来ます。
それに最近は体調も良さそう。
点滴(失敗)から解放された時も、ものすごい速さで走って逃げて行きました。
私は一応点滴の手順は覚えたし、病院で何度か実践もしています。
先日の様に著しく状態が悪くなったり、今よりもっとヨボヨボになったら自宅で行えば良いけれど、今はまだ嫌なことは病院でまとめてしてもらって、家ではのんびり過ごさせてあげた方が良いのではないかなと。
ということで、金に糸目はつけず、通院することにしました。
何より診察してもらえる安心感がありますし。
病院でのこと
持ち帰っていた使いかけの輸液セットを片手に動物病院へ。
今日は担当の先生がお休みで、院長先生でした。
- 獣医でも一人で点滴をするのは大変(保定が必要)
- 夫婦で猫に点滴を試みて噛まれて病院に来た人もいる
- 腎臓が悪くなると猫は結構頑張れるけど、犬は元気そうに見えてもケアしてあげることが大事
- 逆に今まで自宅で点滴をさせてくれなかった子がすんなりさせてくれたらどこかおかしいと思った方がいい
- たみちゃんの場合はリンの数値がまだ高くないので点滴で維持できている
- あまり期限を言いたくはないけれど、1年とか…先を考えて補ってあげられる分はケアしてあげましょう
こんな話を聞きました。
今のたみの状態だと、理想としては週に2回の点滴。
2日おき&3日おきのペースですね。
「理想としては」というのは、色んなケースがあるので、点滴してもダメだったじゃないかと言われてしまうこともあるからだとか。
たみの痩せ具合は、理想が10だとすると、3。
これは食べたものを腎臓がきちんと処理出来ていないため、自分の肉を消費してしまうとかなんとか(うろ覚え…)。
今は規定量をしっかり食べているけれど、太らせるために更に与えても良いかどうかという質問には、「処方食をきちんと食べてくれるようになったのはとても良いことなので、キドナをプラスして与えてみると良い」とのことでした。
院長先生!キドナは既に家にあるので早速使ってみます!
病院で買うと1袋500円だったので、獣医さんの許可があればネットで買った方が安いと思われます。
かかりつけの獣医さんは「ネットで安く買えるならいいですよー」とのことなので。
キドナの与え方は、処方食にふりかけてもいいし、水で溶いたものを飲ませても良いそうです。
たみは多分ご飯に混ぜても食べないと思うのでシリンジで与えようかなと思っています。
量は処方食にプラスするなら4分の1袋くらい。
実は昨日、たみの体が何となく熱くてずっと気になっていたのですが、診察では平熱。
昨日はたまたま火照っていただけか、私の手が冷えていたのか。
「昨日少し熱が(あったかもしれない)…」と言いかけたら、「体が冷えてた!?」と聞かれました。
尿毒症の症状のひとつに「体温低下」というのがあるそうで。
熱いくらいならまだ良かったのかな。
待合室で、10歳のパピヨンに会いました。
年齢を聞かれ、15歳だと教えたら、「まー!長生き!あやかりたい、あやかりたい」と言ってもらいました。
チヨたみがまだ若かった頃は、12歳とか13歳の犬を見ると、ずいぶん長生きだなーと感心したものだけど、今はチヨたみがその立場になっていたのだなと気付きました。
飼い主はまだまだ欲張って、チヨたみには元気に長生きしてもらいます。
たみちゃん、点滴は病院でやってもらうから(保定は私だけど)、せめて強制給水は嫌がらないで下さい。
【追記】その後週2で通院しています
週2日、点滴のために通院することになりました。
上で「保定は私」と書きましたが、なんと保定は獣医さん。刺すのが私…。
きっと今後の練習のためなのでしょう。スパルタ診療を受けています。
おかげで失敗することもなくなり、たみも病院に行けば「はい、点滴ですね」と理解している模様。